広島高速5号線

広島高速5号線

広島高速5号線は、広島県広島市東区の温品JCTから広島駅北口出入口に至る、総延長4.0kmの広島高速[[道路]]の路線です。路線名は東部線、道路法上の路線名は広島県道474号温品二葉の里線です。

概要

この道路は、広島高速1号線を経由して山陽自動車道広島東ICと直結し、広島駅周辺市街地と広島空港間のアクセス向上、定時性の確保、および広島市北東部地区の交通渋滞緩和を目的としています。

しかし、開通予定は度重なる延期を経ており、当初の2012年度から2017年度、2020年度、2022年度、2024年度と変更され、2023年10月には2028年度に再延期されました。

広島高速4号線との接続を目的とした東部線II期も計画検討されています。

二葉山トンネルの建設にあたっては、地元住民から地盤沈下への懸念が示されましたが、地盤沈下の抑制に優れているシールド工法が採用されています。トンネル掘削は2018年9月に開始されました。

道路の仕様

路線名: 東部線
区間: 温品JCT - 広島駅北口出入口
規格: 第2種第2級（自動車専用[[道路]]）
設計速度: 60km/h
標準幅員: 17.5m（暫定2[[車線]]時10.5m）
車線数: 暫定2[[車線]]
東部線II期: 広島駅北口 - 高速4号線

県道としての概要

起点: 広島市東区温品（温品JCT）
終点: 広島市東区二葉の里（広島駅北口出入口）
総延長: 全区間未開通

歴史

1999年3月: 広島高速5号線（東部線）の都市計画が決定。
2000年9月: 広島高速5号線の事業化。
2007年度: トンネル建設に伴う地表面沈下を懸念する住民から事業中止の要請。
2008年度: 県と市が出資者と協議の上、本体工事着工を一時見合わせ。
2009年9月: 「広島高速5号線トンネル安全検討委員会」を設置し、科学的な審議・検討を開始。
2012年8月: トンネル安全検討委員会が報告書をまとめ、「安全なトンネル工事は可能」と結論。
2012年12月: 広島県知事と広島市長が事業再開を決定。
2018年9月: シールド[[トンネル]]の掘削を開始。
2018年12月: シールドマシンの一部損傷により掘削作業を中断。
2019年5月: シールド[[トンネル]]の掘削を再開。

開通予定年度

温品JCT - 広島駅北口出入口は、2028年度の完成を目指しています。

反対運動

広島高速5号線の建設に対し、日本共産党や一部の専門家、地元住民から反対運動が起きています。反対理由としては、安全性の問題や、地盤沈下への懸念、風水学的な観点からの懸念などが挙げられています。

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