床波駅

床波駅の概要

床波駅（とこなみえき）は、山口県宇部市床波二丁目に所在し、西日本旅客鉄道（JR西日本）が運営する宇部線の駅です。この駅は地域の交通の重要な一部を担っています。

歴史

床波駅の開業は1923年8月1日で、宇部鉄道が宇部新川駅から延伸した際、終着駅として設置されました。その後1924年には、更なる延伸が行われ、床波駅は途中駅となりました。1928年の歴史の中で、構内での列車の正面衝突事故もあり、負傷者が出る悲惨な出来事がありました。

1943年には宇部鉄道が国有化され、国有鉄道の宇部東線の一部となり、1948年には宇部東線が宇部線に改称されました。1962年には貨物取扱が廃止され、1985年には荷物扱いも終了しました。1987年には国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道に引き継がれ、2002年には宇部市シルバー人材センターが平日に駅員を派遣する簡易委託駅となります。さらに、2006年には住居表示の実施により、現在の位置情報が共有されました。最終的には、2012年に無人化されました。

駅構造

床波駅は、相対式ホームを有し、2面2線の構造が整っています。駅には片開き式の分岐があり、信号機も配置されていますが、一線スルーといった形にはなっていません。駅舎は下りホーム側にあり、上りホームへは跨線橋を通じてアクセスします。無人駅となっており、自動券売機が設置されているのが特徴です。なお、案内上ののりば番号は設けられていません。

利用状況

床波駅の1日あたりの平均乗車人員は、地域の交通状況を反映しており、利便性が求められています。具体的な数字は年度によって変動がありますが、床波駅は地域住民や訪問者に利用されています。

駅周辺の環境

駅近くの床波地区は、宇部市東部地域の最大の市街地が広がっており、都市の中心的な存在となっています。駅前には長い歴史を持つ住宅地や商店街が形成されており、コミュニティの核として機能しています。また、海岸には床波漁港があり、地元の漁業活動も盛んです。

隣接する駅

床波駅は、宇部線の中で丸尾駅と常盤駅に挟まれた位置にあります。これにより、地域内の他の主要な地点へ効率的にアクセスすることが可能です。

まとめ

このように、床波駅は歴史深く、地域に根付いた存在です。無人化されているものの、自動券売機が設置されており、引き続き地元の交通手段として重要な役割を果たしています。宇部市の中心地として発展を続ける床波地区と共に、この駅がどのように変わっていくのか今後が楽しみです。

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