延社郡

延社郡（ヨンサぐん）

延社郡は、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の咸鏡北道に位置する郡です。

地理

咸鏡北道の中西部に位置する山間部の郡であり、豆満江の支流である延面水の流域にあります。郡の東南部には、咸鏡山脈の最高峰である冠帽山（標高2541m）がそびえています。周囲は東に茂山郡と鏡城郡、南に漁郎郡、西に両江道の大紅湍郡と白岩郡に隣接しています。

行政区画

延社郡は、以下の行政区画で構成されています。

1邑（ウプ）：延社邑
1労働者区（ロドンジャグ）：新陽労働者区
10里（リ）：広陽里、南作里、蘆坪里、三浦里、三下里、石水里、新北里、新章里、延水里、八所里

歴史

延社郡は、1952年12月に新設された郡です。それ以前は、茂山郡の一部（延社面など）でした。

年表

1952年12月：郡面里統廃合により、咸鏡北道茂山郡延社面および三長面の一部地域をもって延社郡を設置。郡の発足時は、1邑16里でした。
1953年12月：茂山郡延水里を編入。新興一里が新興労働者区に昇格。新徳里が新徳労働者区に昇格。農事里が駕洞労働者区に昇格。三上里が三上労働者区に昇格。柳谷里の一部が分立し、柳谷労働者区が発足。新興二里および柳谷里の残部が合併し、老隠山労働者区が発足。
1954年10月：柳谷労働者区が三上労働者区と両江道普天郡独山労働者区に分割編入。茂山郡三長里、両江道三社郡円峯里を編入。新北里の一部が三下里に編入。三下里の一部が茂山郡臨江里に編入。
1961年3月：新陽里が新陽労働者区に昇格。新徳労働者区、駕洞労働者区、新興労働者区、三上労働者区、老隠山労働者区が新設の両江道三池淵郡に編入。円峯里の一部が蘆坪里と広陽里に分割編入。円峯里の残部が両江道白岩郡に編入。両江道白岩郡楡坪里の一部が広陽里に編入。
1967年10月：広陽里の一部が両江道白岩郡円峯里と合併し、円峯労働者区が発足。
1978年8月：三長里および三下里、円峯労働者区の各一部が新設の両江道大紅湍郡に編入。円峯労働者区の残部が蘆坪里に編入。

交通

鉄道
* 白茂線：羅跡駅 - 新陽駅 - 小桃駅 - 延社駅 - 延水駅

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