弥彦駅

弥彦駅（やひこえき）

弥彦駅は、新潟県西蒲原郡弥彦村に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）弥彦線の駅です。越後国一宮である彌彦神社の最寄り駅であり、弥彦線の起点駅として知られています。

歴史

1916年（大正5年）10月16日：越後鉄道により、当駅 - 西吉田駅（現在の吉田駅）間が開通し、同時に開設されました。
1927年（昭和2年）10月1日：越後鉄道が国有化され、官設鉄道の駅となりました。
1960年（昭和35年）7月25日：貨物扱いが廃止されました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となりました。
1997年（平成9年）1月29日：みどりの窓口が設置されました。
2008年（平成20年）3月15日：ICカード「Suica」の利用が可能となりました。
2013年（平成25年）9月11日：駅舎リニューアル工事が完成しました。
2021年（令和3年）10月16日：弥彦魅力発信拠点「AMANE」がオープンしました。
2024年（令和6年）2月29日：みどりの窓口の営業が終了しました。

弥彦観光駅長

1988年（昭和63年）から2002年度（平成14年度）まで、弥彦村では公募により選出された女性観光アンバサダーが「弥彦観光駅長」として、駅での業務や観光PR活動を行っていました。2003年（平成15年）3月31日をもって公募は打ち切られましたが、その後は弥彦観光協会の女性職員が観光駅長を兼任し、業務を行っていました。

観光案内所は2013年（平成25年）10月に駅前から外苑坂通り沿いへ移転しています。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅です。駅舎は北側に面しています。業務委託駅であり、燕三条駅が管理しています。改札口には簡易Suica改札機が設置されています。有人改札は土休日のみ営業し、平日は終日無人となります（繁忙期などには土休日以外も営業する場合があります）。改札口西側の待合室には、弥彦魅力発信拠点「AMANE」が併設されています。待合室にはかつてKIOSKが営業していました。改札内のトイレには更衣室とオストメイト対応の多機能トイレが併設されています。駅前広場には手水、靴洗い場、自動販売機、公衆電話などが設置されています。

彌彦神社の本殿を模した木造寺社造りの駅舎は、1916年（大正5年）の開業時からのもので、「ふるさとの駅100選」にも選出されています。2013年秋には全面改修、2015年（平成27年）10月には旅行客向けの設備拡充が実施されました。

利用状況

JR東日本によると、2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は183人です。

駅周辺

駅周辺は彌彦神社の門前町として栄え、温泉街が広がっています。旅館や土産物店、飲食店などが立ち並び、多くの観光客で賑わいます。駅から彌彦神社の参道入口までは徒歩約10分、本殿までは約15分です。

駅前には無料駐車場が整備されています。かつては大型宿泊施設がありましたが、近年は日帰り観光客の増加に伴い、農産物直売所や足湯などの施設が増加しています。

ニュー弥彦観光ホテル（解体済）
弥彦グランドホテル（解体済）

バス路線

弥彦駅バス停からは、弥彦・燕広域循環バス「やひこ号」や、西蒲区内の観光地を巡る「にしかん観光周遊ぐる～んバス」が運行されています。

やひこ号：ビジョンよしだ行き／てまりの湯行き
にしかん観光周遊ぐる～んバス：いわむろや（岩室温泉）・角田山・巻駅方面（循環）

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■弥彦線

弥彦駅 - 矢作駅

脚注

JR東日本

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
遠藤麻理 - フリーアナウンサー。8代目の弥彦観光駅長を務めた。

外部リンク

駅の情報（弥彦駅）：JR東日本
弥彦観光協会
観光マップ

もう一度検索