巻駅

巻駅（新潟県新潟市）

巻駅は、新潟県新潟市西蒲区巻甲に所在する、東日本旅客鉄道（JR東日本）越後線の駅です。地域の交通拠点として、長年にわたり利用されています。

歴史

巻駅は、1912年（大正元年）に越後鉄道によって開設されました。以下に主な歴史をまとめます。

1912年8月25日：越後鉄道の白山駅 - 吉田駅間開通時に開業。
1927年10月1日：越後鉄道が国有化され、国有鉄道越後線所属となる。
1968年12月10日：現在の駅舎が完成し、使用開始。
1982年11月5日：貨物取扱を廃止。
1984年2月1日：荷物扱いを廃止。
1987年4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
1988年2月5日：みどりの窓口が開設。
1991年3月16日：新潟駅 - 巻駅間に1往復（7時台）の列車運行開始。
2005年1月20日：自動改札機の使用開始。
2006年1月21日：ICカード「Suica」の利用が可能となる。
2013年10月1日：業務委託駅となる。

駅構造

巻駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。各ホームは跨線橋で連絡しています。かつては直営駅でしたが、現在は燕三条駅が管理し、JR東日本新潟シティクリエイト（JENIC）が駅業務を受託する業務委託駅となっています。

駅舎内には、自動改札機（3通路）、みどりの窓口、自動券売機（2台）、待合室、自動販売機などが設置されています。トイレは改札内外にそれぞれ1ヶ所あります。以前は待合室内に売店（キヨスク）がありましたが、現在は閉店しています。

越後線内野駅 - 吉田駅間は、朝夕は20 - 40分間隔、その他は1時間間隔での運転です。2012年3月から3年間、昼間の内野駅折返し列車の一部を吉田駅まで延長する形で増発が行われましたが、利用客の増加が見られなかったため、2015年3月のダイヤ改正で1時間間隔の運転に戻りました。

駅舎の老朽化が進んでおり、新潟市は駅東西を結ぶ地下通路の建設を計画しています。また、新潟市とJR東日本新潟支社は、駅の交通結節機能強化のため、橋上駅舎への改築も検討しています。2023年5月には「巻駅周辺整備事業」の一環として東西自由通路などの基本設計に関する協定が締結されました。

のりば

1番線を主本線とした1線スルー方式が採用されており、対向列車がない場合は上下線ともに1番線を使用します。朝7時台には、巻駅始発の新潟行列車が1本運行されています。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は1,988人です。

駅周辺

巻駅周辺は、西蒲区巻地区の中心地であり、旧巻町の中心街として発展してきました。駅前にはタクシーが待機しており、新潟県道143号巻停車場線、国道460号が通っています。西側には商店街（まき鯛車商店街など）が広がり、住宅地となっています。

主な周辺施設：

西蒲警察署巻駅前交番
新潟市西蒲区役所
新潟市巻文化会館
新潟県立巻高等学校
新潟市城山運動公園
新潟県立巻総合高等学校
新潟市立巻図書館
チャレンジャー 巻店
原信 巻店

バス路線

巻駅前交差点には、新潟交通観光バス、ウエスト観光バス、西蒲区区バスなどのバス停があり、各方面への路線バスが運行されています。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■越後線

岩室駅 - 巻駅 - 越後曽根駅

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