張志豪

張志豪のプロフィール

張志豪（ジャン・ズーハオ）は、1987年5月15日に台湾・台東県で生まれたプロ野球選手で、現在は中信兄弟に所属する外野手です。彼は右投左打で、アミ族にルーツを持ち、アミ語ではアルケン・ファヌ（Aluken Fanu）と呼ばれています。

経歴

張は2009年のドラフトで兄弟エレファンツに指名され、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。初年度の2010年には、開幕スタメンとして107試合に出場し、打率.257を記録し、プロ初ホームランを満塁弾で迎えました。

2011年には右翼手としてレギュラーに定着し、オールスターゲームでMVPを受賞。また、2012年には22盗塁を決め、盗塁王のタイトルを手にしました。

2013年には中堅手に移り、初のゴールデングラブ賞も受賞。2014年には通算39本目の三塁打を放ち、CPBLの三塁打記録を更新し、同年に初の2桁ホームランも記録しました。

2015年には2015 WBSCプレミア12でチームの一員として国際大会に出場。2016年にはアジア記録となる30試合連続安打を達成するも、肩を痛め、その後の出場が制限されました。

2017年にはワールド・ベースボール・クラシックに参加し、打率.400の好成績を収めましたが、怪我での登録抹消を経験。しかし、10月には台湾シリーズで復帰し、優秀選手にも選ばれました。

2018年には代打でサヨナラ本塁打を放ち、22本塁打でホームラン王に輝きました。2019年にはオールスターゲームで自ら2度目のMVPを獲得し、通算1000試合出場も達成しました。

2020年には通算1000安打をホームランで記録し、CPBL史上7人目となる「1000安打・100本塁打・100盗塁」を達成。さらに、8月には4年連続で20本塁打を記録し、2021年には念願の開幕戦でのホームランを打ちましたが、靭帯を負傷し手術を受けることになりました。

選手としての特徴

張志豪は、走攻守に優れたバランスの取れた外野手です。彼の打撃スタイルは豪快なアッパースイングが特徴で、そのパワーから発揮される長打力が持ち味です。入団以来、多くの三塁打を記録しており、通算三塁打数は歴代最高と言われています。

また、守備においても非常に広い範囲をカバーし、その実績によりゴールデングラブ賞を4度受賞しています。 このように、張のキャリアは数々の栄光と共に歩んできました。

主な記録とタイトル

• - 本塁打王：1回（2018年）
• - 盗塁王：1回（2012年）
• - ベストナイン：1回（2017年）
• - ゴールデングラブ賞：4回（2013年、2017年 - 2019年）
• - 月間MVP：1回（2020年5月）
• - オールスターゲームMVP：2回（2011年、2019年）

代表歴

張志豪は、台湾代表として国際大会にも出場しています。彼は2009年のアジア野球選手権大会や、2015年、2017年、2019年のWBSCプレミア12でも活躍し、チャイニーズタイペイの選手として名を馳せています。

まとめ

張志豪は、長年にわたって台湾プロ野球界で活躍している選手です。彼のフィールドでのパフォーマンス、数々の記録、そしてリーダーシップは、後進の選手たちにとっての模範となることでしょう。

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