彰化駅 (台湾高速鉄道)

台湾高速鉄道 彰化駅

台湾高速鉄道彰化駅（しょうかえき、チャンファえき）は、台湾彰化県田中鎮に位置する高速鉄道の駅です。駅は田中鎮の南東部、明禮国民小学校の近くにあり、地元では「新厝」地区として知られています。この駅は、台湾高速鉄道の駅であるものの、台湾鉄路管理局（台鉄）の彰化駅とは異なり、彰化市内には位置していません。台鉄の彰化駅へは、高鉄台中駅を利用する方が便利で、当駅からは台鉄の田中駅や員林駅が比較的近い主要駅となります。

歴史

2013年1月8日: 台湾の建設会社である世誠営造と東元電機の共同事業体が、総額15億9,660万台湾ドルで駅舎建設事業を受注しました。
2013年2月6日: 起工式が行われました。式典には、交通部長の毛治国氏、彰化県長の卓伯源氏、高鐡公司の薫事長である欧晋徳氏をはじめ、多くの立法委員や関係者が参列しました。
2015年7月23日: 駅舎が完工しました。
2015年11月4日: 一般向けの見学会が開催され、駅が開放されました。
2015年11月30日: 駅と周辺地域を結ぶ連絡バス路線が運行を開始しました。
2015年12月1日: 正式に開業しました。

駅構造

彰化駅は相対式ホーム2面4線の高架駅です。ホームは地上4階に位置しています。駅舎の総床面積は22,174平方メートル、高さは21.46メートルあります。設計は、田中鎮の地名の由来となった「水田中央」をテーマに、自然光が差し込みやすい構造と、彰化県で盛んな花卉産業をイメージしたデザインが特徴です。建物の柱は花びらの形状をしており、花の形の天窓から駅ホールに陽光が差し込みます。構内には温室のような緑が設けられ、周辺の景観と調和し、優雅な雰囲気を醸し出しています。また、屋外は花、緑、水、畑をイメージしたデザインが施されています。
駅の設計は、台湾国内で多くの公共建築を手がけている姚仁喜氏が担当しました。高速鉄道の開業当初から、駅舎とホーム用地は確保されており、待避線のスペースや架線柱も駅設置に対応した設計となっています。

駅階層

4階: ホーム

利用状況

年度別の乗降人員については、公式なデータが公開されています。2015年のデータは、12月1日からの31日間の統計となります。

接続する他の交通機関

台湾鉄路管理局: 新田中駅（仮称）が計画されています。これは、台鉄田中駅との間2.8kmを結ぶ台鉄田中支線の計画で、彰化県は2022年着工、2027年開通を目指しています。
バス: 駅周辺への連絡バスが運行しています。

駅周辺

彰化駅特定区: 現在開発が進められています。
松柏嶺受天宮: 南投県名間郷松柏坑に位置する八卦山山脈の寺院です。
豊柏観光健行遊歩道: 自然豊かな遊歩道です。
清水岩森林遊楽区、清水岩童子軍(露)営地: 彰化県社頭郷に位置する八卦山のレジャースポットです。
田中教育生態農場: 環境教育を目的とした農場です。
田中森林遊楽区: 自然を楽しめる公園です。
田中赤水崎公園: 地域住民の憩いの場となっている公園です。
金国嘉宝果農場: 八卦山にある果樹園です。
台湾鉄路管理局縦貫線: 社頭駅（北へ約1.5km）、田中駅（南へ約2km）があります。
夜光高鐵庭園(Moonlight Rail Restaurant): 線路沿いにある有名な列車撮影スポットのカフェです。
銀河鐵道餐廳(Railway to Galaxy/銀河の鉄道): 線路沿いにある有名な列車撮影スポットのレストランです。

隣の駅

台湾高速鉄道

■台湾高速鉄道: 台中駅 - 彰化駅 - 雲林駅

脚注

(注釈と出典については省略します)

外部リンク

彰化駅 （日本語）
台灣高鐵彰化站 THSR Changhua Station - Facebook （繁体字中国語）
台湾政府交通部高速鉄路局 （繁体字中国語）
世誠營造 （繁体字中国語）
東元電機 （繁体字中国語）
* 擬定高速鐵路彰化車站特定區計畫書 （繁体字中国語）

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