影なき男 (1988年の映画)

映画『影なき男』（1988年）

概要

『影なき男』（原題: Shoot to Kill）は、1988年に公開されたアメリカのサスペンス映画です。ロジャー・スポティスウッドが監督を務め、シドニー・ポワチエとトム・ベレンジャーが主演しています。同名の1934年の映画とは無関係の作品で、宝石強盗事件を追うFBI捜査官と、山岳ガイドが、大自然の中で繰り広げるアクションが見どころです。

ストーリー

サンフランシスコで発生した宝石店強盗事件。FBI捜査官のスタンティン（シドニー・ポワチエ）は、逮捕した犯人が宝石店の店主だったことに驚きます。店主は、自宅に押し入った強盗犯に妻を人質にされ、ダイヤを盗むよう脅迫されていたのです。しかし、ダイヤと引き換えに人質を解放するという取引は失敗に終わり、強盗犯のスティーブは、人質を射殺し逃走します。

スティーブは、カナダ国境へ逃れるため、山岳地帯の釣りツアーに紛れ込みます。人質の死に責任を感じたスタンティンは、地元のガイド、ノックス（トム・ベレンジャー）を雇い、スティーブを追跡することを決意します。しかし、都会育ちで山に不慣れなスタンティンに対し、ノックスは反発し、単独で追跡しようとします。実は、ノックスの恋人であるサラ（カースティ・アレイ）が、スティーブが紛れ込んだツアーのガイドをしていたのです。

スティーブは、邪魔になったツアー客を次々と殺害し、サラを拘束してカナダへと向かいます。スタンティンとノックスは、2日の遅れを取り戻すため、危険な吹雪の山を越え、スティーブとの最後の対決に挑みます。そして、見事サラを救出することに成功します。

キャスト

ウォーレン・スタンティン：シドニー・ポワチエ（田中信夫）
ジョナサン・ノックス：トム・ベレンジャー（谷口節）
サラ：カースティ・アレイ（駒塚由衣）
スティーブ：クランシー・ブラウン（菅生隆之）
ノーマン：リチャード・メイサー（幹本雄之）
ハーヴェイ：アンドリュー・ロビンソン（中博史）
ベン：ケヴィン・スキャネル
ラルフ：フレデリック・コフィン

日本語吹替：円谷文彦、福田信昭、田原アルノ、丸山詠二、藤本譲、叶木翔子、伊藤和晃、安永沙都子、安永和彦

日本語版制作スタッフ
演出：蕨南勝之
翻訳：島伸三
調整：兼子芳博
録音：スタジオ・ユニ
制作：東北新社

作品の評価

映画批評サイトRotten Tomatoesでは、14件のレビュー全てが高評価で、平均点は10点満点中7.08点と、高い評価を得ています。

外部リンク

影なき男 - allcinema
影なき男 - KINENOTE
Shoot to Kill - オールムービー（英語）
Shoot to Kill - IMDb（英語）
Shoot To Kill - TCM Movie Database（英語）
* Shoot to Kill (Deadly Pursuit) - Rotten Tomatoes（英語）

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