彼が初恋

石野真子の「彼が初恋」は、1980年9月21日にリリースされた彼女の11枚目のシングルです。この楽曲は、南沙織が1972年に発表したアルバム「17才」に収録されていた「ふるさとの雨」を原曲としています。

石野真子によるカバーにあたり、作詞家の有馬三恵子が歌詞の一部を改作し、タイトルも新たに「彼が初恋」と名付けられました。原曲の持つ叙情的なメロディはそのままに、石野真子の透明感あふれる歌声によって、新たな魅力が引き出されています。

また、この楽曲は、後に人気アイドルとなる小泉今日子が、日本テレビのオーディション番組『スター誕生!』の決戦大会で歌唱したことでも知られています。当時、石野真子の大ファンだった小泉今日子は、憧れの石野真子の楽曲を歌い、その歌唱力とアイドルとしての素質を披露しました。この番組への出演がきっかけとなり、小泉今日子は歌手デビューを果たすことになります。

「彼が初恋」は、石野真子の代表曲の一つとして、長年にわたり多くのファンに愛されています。2008年には、石野真子の歌手デビュー30周年を記念したCD-BOX『Mako Pack -Premium- 30th Anniversary Special Edition』に、シングルのA・B面曲が最新デジタル・リマスタリング音源で収録されました。これにより、より高音質で「彼が初恋」を楽しむことができるようになりました。

このシングルには、「彼が初恋」の他に、石野真子自身が作詞に参加した「私のしあわせ」が収録されています。作曲は三木たかし、編曲は船山基紀が担当しており、石野真子の新たな一面を垣間見ることができる楽曲となっています。

収録曲

1. 彼が初恋 [3:11]
作詞：有馬三恵子／作曲：筒美京平／編曲：矢野立美
2. 私のしあわせ [3:36]
作詞：石野真子・荒木とよひさ／作曲：三木たかし／編曲：船山基紀

関連作品

GOLDEN☆BEST 石野真子
Mako Pack -Premium- 30th Anniversary Special Edition

関連項目

* 1980年の音楽

もう一度検索