後藤和子

後藤 和子（ごとう かずこ）

後藤和子は、1954年生まれの日本の経済学者で、文化経済学、文化政策、財政学を専門としています。彼女は京都大学で学び、1998年には経済学の博士号を取得しました。現在は摂南大学経済学部で教授を務めており、また文化経済学会の理事や学会誌編集長としても活動しています。

略歴

1976年: 京都大学理学部を卒業。
1995年: 京都大学大学院経済学研究科修士課程を修了。
1998年: 同大学院経済学研究科博士課程を修了し、「財政システムにおける芸術・文化支援政策の形成と展開」というテーマで博士号（経済学）を取得。
1998年: 埼玉大学経済学部の助教授に就任。
2004年: 埼玉大学経済学部教授に昇任。
2004-2005年: エラスムス大学ロッテルダムで客員教授を務める（国際交流基金派遣フェローシップ）。
* 2014年: 現在勤務する摂南大学経済学部の教授に就任。

学外活動

後藤は文化経済学会の日本における理事として活発に活動し、2007年からは学会誌『文化経済学』の編集長も務めています。また、2010年から2012年には同学会の会長をつとめ、国際文化経済学会(ACEI)の理事としても活動しています。文化庁や東京都、千代田区、さいたま市、長崎県、三重県など、さまざまな地域で委員としても活躍しています。

主要著作

後藤の著作には、以下のような著書や編著が含まれています：

• - 単著

- 『芸術文化の公共政策』(1998年、勁草書房)
- 『文化と都市の公共政策：創造的産業と新しい都市政策の構想』(2005年、有斐閣)
- 『クリエイティブ産業の経済学 契約,著作権,税制のインセンティブ設計』(2013年、有斐閣)

• - 編著

- 『文化政策学：法・経済・マネジメント』(2001年、有斐閣)
- 福原義春との共編著『市民活動論：持続可能で創造的な社会に向けて』(2005年、有斐閣)
- 勝浦正樹との共編著『文化経済学 理論と実際を学ぶ』(2019年、有斐閣)

• - 翻訳

- デヴィッド・スロスビー著の『文化経済学入門：創造性の探求から都市再生まで』を監訳。(2002年、日本経済新聞社)
- チャールズ・ランドリー著の『創造的都市―都市再生のための道具箱』を監訳。(2003年、日本評論社)
- デイヴィッド・スロスビーの『文化政策の経済学』を共監訳。(2014年、ミネルヴァ書房)

趣味

また、後藤和子は自身の趣味として「ぐでたま」を愛していることでも知られています。彼女の研究活動だけでなく、パーソナリティとしても人気のある人物です。

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