徐家匯駅

徐家匯駅（じょかかいえき）は、中華人民共和国上海市徐匯区徐家匯に位置する、上海軌道交通の重要な駅です。1号線、9号線、11号線の3路線が乗り入れており、市内各地へのアクセス拠点となっています。

歴史

徐家匯駅は、1993年5月28日に1号線の開通と共に開業しました。その後、2009年12月31日に9号線の駅が開業し、乗り換え駅としての機能が追加されました。しかし、当初は両線の乗り換え通路の工事が難航し、完成までの間は地上乗り換えを余儀なくされました。2010年4月7日には、1号線と9号線を結ぶ乗り換え通路が完成し、約200mの距離を約4分で移動できるようになりました。2013年8月31日には、11号線の駅が開業し、さらに利便性が向上しました。

駅構造

徐家匯駅は、1号線、9号線、11号線全てが地下駅となっています。駅施設は港匯恒隆広場を囲むように配置されており、各路線のプラットフォームは島式1面2線を備え、安全性を考慮したフルハイトタイプのホームドアが設置されています。

1号線: 港匯恒隆広場の南東側、漕渓北路の地下に位置し、北京都市建設設計研究所によって設計されました。地下2階がコンコース階、地下3階がホーム階となっており、コンコース階の北西側には9号線と11号線への乗り換え通路があります。
9号線: 港匯恒隆広場の北側に位置し、地下1階がコンコース階、地下2階がホーム階です。コンコース階の西側には1号線への乗り換え通路、ホーム階の東側には11号線への乗り換え通路があります。
11号線: 港匯恒隆広場の西側に位置し、地下1階がコンコース階、地下3階がホーム階です。両階の高低差は18mあり、4基のエスカレーターと1基のエレベーターで結ばれています。ホーム階の北側には9号線への乗り換え通路があります。

徐家匯駅には合計20箇所の出入口があり、上海軌道交通の駅としては最多の数を誇ります。

駅周辺

徐家匯駅周辺は、商業施設や教育機関が集まるエリアです。

上海交通大学徐匯校区
徐家匯天主教堂
太平洋数碼広場
百腦匯
美羅城（METRO city）
港匯恒隆広場
上海美知中国語学校
上海市徐匯中学
上海市第四中学
中国福利会国際和平児幼保健院
徐家匯公園
徐家匯観象台

バス路線

徐家匯駅からは、多数のバス路線が利用可能です。15、42、43、43区間、50、56、72、93、122、171、178大站、205、303、320、548、572、703、703B、704、712、732、770、816、820、824、830、855、920、923、926、927、956、957、958、985、隧道二線、大橋六線、大桥六線区間、徐川専線、徐閔線、機場三線などの路線が運行されています。

隣の駅

1号線: 上海体育館駅 - 徐家匯駅 - 衡山路駅
9号線: 宜山路駅 - 徐家匯駅 - 肇嘉浜路駅
11号線: 上海遊泳館駅 - 徐家匯駅 - 交通大学駅

徐家匯駅は、上海市内外へのアクセスに非常に便利な駅であり、多くの人々にとって重要な交通拠点となっています。

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