御前山 (東京都)

御前(ごぜんやま)



御前は、東京都西多摩郡奥多摩町と檜原村の境界に位置する、標高1405mのです。奥多摩域に属し、多摩川の南岸にそびえる大岳、三頭と並んで奥多摩と称されています。

概要



御前は、奥多摩湖の南岸、奥多摩主脈の中央に位置し、その美しい容は遠くからもよく目立ちます。2016年には、の日の制定を記念して頂に標石が設置されました。春にはカタクリの群生地として知られ、田中澄江の「花の百名」にも紹介されています。秋にはカラマツが黄葉し、頂一帯が黄金色に染まる美しい光景が見られます。南側の檜原村側は特に植林が多く見られます。頂は比較的広いものの、周囲を々に囲まれているため、眺望はそれほど開けていませんが、対岸には石尾根が望めます。

道の一つである大ブナ尾根の入り口は、小河内ダム堰堤にあります。登道からは、奥多摩湖を南東から見下ろすことができる絶景ポイントもあります。また、北側斜面には奥多摩都民の森(通称:体験の森)が広がっており、自然を満喫できるエリアとなっています。

御前は、東京都奥多摩域を代表するの一つであり、「多摩百山」にも選ばれています。

周辺の施設



御前避難小屋:登者のための避難小屋。ただし、水場は都岳連盟の調査で大腸菌が確認されているため、利用の際は必ず煮沸が必要です。

隣接するや峠



鋸尾根:御前から連なる尾根。
大ブナ尾根:御前への登ルートの一つ。
惣岳:標高1341m。御前の支峰。
小河内峠:御前の近くにある峠。

アクセス



御前への主な登ルートは、小河内ダム堰堤から大ブナ尾根を通るルートや、奥多摩湖都民の森を経由するルートなどがあります。どのルートも、豊かな自然の中を歩くことができ、四季折々の景色を楽しむことができます。登道は整備されているものの、標高差があるため、十分な準備と体力が必要です。また、登前には必ず最新の情報を確認し、安全に登を楽しみましょう。

ギャラリー



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脚注



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関連項目



奥秩父山塊
奥多摩
御前(同名の々)
奥多摩

外部リンク



国土地理院 地図閲覧システム 2万5千分1地形図名:奥多摩湖(南東)
* 奥多摩ビジターセンター 登情報

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