御影駅 (阪急)

御影駅（みかげえき）

兵庫県神戸市東灘区御影二丁目に位置する御影駅は、阪急電鉄神戸本線の一部で、駅番号はHK-12です。この駅は1920年7月16日に開業し、それ以来多くの利用者に親しまれてきました。

歴史

御影駅は、阪神急行電鉄（現在の阪急電鉄）が神戸線を開通させる際に、初めて駅としての機能を持ちました。1968年には駅西側に引き上げ線が設置されましたが、1995年の阪神・淡路大震災で大きな影響を受け、営業休止となります。そして、復旧作業を経て、2月から7月にかけて順次運行が再開され、1996年には完全に復旧しました。その後、2008年にアンダーパスが完成し、駅周辺の交通インフラが整備されました。

2013年には駅番号が導入され、2014年には北側のロータリーが整備されるなど、近年の駅周辺の発展が続いています。

駅構造

御影駅は、地上に位置する駅で、2面2線の相対式ホームを持っています。神戸三宮方面には待避線があり、停留所ではないことが特徴です。改札口は各ホームの大阪梅田方に位置し、ホームは傾斜面上に設けられています。両ホーム間は地下道で繋がれ、エレベーターも完備されています。

駅の南改札口には常に駅員が配置されていますが、北改札口には不在で必要に応じてインターホンを使用する必要があります。また、トイレは神戸三宮方面のホーム近くにあり、多機能トイレの設置もあります。

利用状況

2021年の年度では、御影駅の年間平均乗降人員は約13,443人に達しています。近年のデータを見ても、平日の1日平均乗降・乗車人員の推移は安定しており、地域の交通拠点としての重要性を示しています。

駅周辺

御影駅周辺は、財界人や文化人に愛される高級住宅街が広がっています。美術館や洋菓子店も多数点在し、散策する楽しみがある地域です。主な文化施設としては、世良美術館、香雪美術館、豊雲記念館などがあります。公園や神社も近くにあり、住民の憩いの場となっています。

また、バス路線も充実しており、神戸市バスや民間の観光バスが複数の系統を運行しています。例えば、神戸市バスの37系統や19系統が周辺地域と接続し、交通の便を提供しています。駅からは、阪神本線の御影駅やJR神戸線の住吉駅まで徒歩でアクセス可能で、これらの交通機関を利用することで、より広範囲の移動が可能です。

まとめ

御影駅は、長い歴史を持つ阪急電鉄の重要な拠点であり、美しい住宅地と文化施設が共存する魅力的な場所です。訪れる人々にとって、便利で快適なアクセスを提供するだけでなく、周辺の景観や文化を楽しむことができる貴重な存在です。

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