徳大寺実盛

徳大寺実盛（とくだいじ さねもり）は、室町時代に生きた公卿であり、正二位・権大納言という高い官位にまで昇進しました。応永11年（1404年）に叙爵して以降、順調に昇進を重ね、侍従、右近衛少将、加賀介、右近衛中将、播磨介といった要職を歴任しました。応永21年（1414年）には従三位となり、ついに公卿の仲間入りを果たします。

その後、権中納言を経て、応永28年（1421年）には権大納言に任じられました。これは、彼が朝廷内で非常に重要な地位を占めていたことを示しています。応永35年（1428年）には、踏歌節会の内弁を務めましたが、残念ながら同年中に29歳という若さで亡くなりました。短い生涯ではありましたが、室町時代の公家社会において確かな足跡を残した人物と言えるでしょう。


徳大寺実盛の系譜は以下の通りです。

父：徳大寺公俊
母：不詳
妻：右兵衛督持明院基親の娘
男子：徳大寺公有（1422年 - 1486年）
男子：教覚（天台座主）
男子：尊任（仁和寺大僧正）


徳大寺家は、代々朝廷に仕えた名門であり、実盛もその家柄を受け継ぎました。彼の息子たちもまた、それぞれ重要な地位に就いています。徳大寺公有は父の後を継いで公家として活躍し、教覚は天台座主、尊任は仁和寺大僧正という、それぞれ религиозной высшей地位に上り詰めました。このように、徳大寺実盛の血筋は、室町時代の社会に大きな影響を与えたと言えるでしょう。

徳大寺実盛は、室町時代という激動の時代に、公卿としてその才能を発揮し、短い生涯を駆け抜けました。彼の存在は、徳大寺家の歴史においても重要な位置を占めており、後世に語り継がれるべき人物です。

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