徳島市総合動植物公園

徳島市総合動植物公園

徳島市総合動植物公園（とくしましそうごうどうしょくぶつこうえん）は、徳島県徳島市の方上町と渋野町に位置する53.9ヘクタールの広大な都市公園です。この公園は動物園、植物園、遊園地の複合施設として知られ、2006年の完成以降、四国最大規模の動物園として多くの訪問者を受け入れています。また、地域の観光名所である「とくしま88景」にも選ばれています。

施設構成

公園内は様々なエリアで構成されており、それぞれに特有の魅力があります。主な施設には以下が含まれます。

• - とくしま動物園

- 温帯区、熱帯区、サバンナ区、寒帯区といった多彩な環境で、多種多様な動物を見ることができます。
- こども動物園では、子供たちが動物と触れ合える体験が用意されています。
- 動物園センターも訪れる人々に情報を提供する重要な場所です。

• - とくしま植物園

- 都市緑化植物園として知られ、地域の植物について学ぶことができます。

• - 遊園地部分

- とくしまファミリーランドには、観覧車やローラーコースター、ドリフトサーキットなど、さまざまなアトラクションがあります。

• - 特別ゾーン

- エントランスゾーンや林間体験ゾーンでは、自然と触れ合うことができ、リフレッシュできる空間が広がっています。

歴史

公園の前身となる徳島市立動物園は、1957年11月に市民の強い要望によって開かれましたが、手狭な土地で運営されていました。そのため、1997年に閉園され、新たに広い土地に移転・新設されることが決まりました。1998年4月28日に新しいとくしま動物園が開園し、それに続いてさまざまなアトラクションや施設が整備され、2001年には徳島市緑の基本計画が策定されました。この計画に基づいて、植物園なども整備され、2002年にはとくしま植物園が開園しました。

交流と出来事

公園は開園当初から他の動植物園との交流も行っています。特に、1998年の開園当日には、神戸市立王子動物園からマサイキリンやユキヒョウ、チリーフラミンゴなどが贈られました。この時、明石海峡大橋が利用されました。

また、動物の健康管理や死因調査の重要性を示した出来事として、2006年には那賀川ナカちゃんの死骸が運ばれ、解剖が行われたといった事件もありました。

近隣の施設

公園の周辺には、弁天山や文化の森総合公園、その他多くの神社や文化施設が点在しています。これらの地域も公園訪問時のアクティビティとして楽しむことができます。

徳島市総合動植物公園は、自然を楽しむだけでなく、動物や植物に親しめる充実した施設です。訪れることで、家族や友人との大切な思い出を作ることができるでしょう。

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