徳島駅伝

徳島駅伝

徳島駅伝は、毎年1月4日から6日の3日間にわたって開催される、徳島県を縦断する長距離駅伝競走です。徳島県陸上競技協会、徳島県、徳島新聞社が主催し、県内の各郡市がチームを編成して、海陽町から徳島市、鳴門市、三好市を経由して再び徳島市へと至る約250kmのコースで競い合います。

大会概要

1955年に創設された徳島駅伝は、1959年の第5回大会から現在の3日間開催となりました。各チームは、原則として出身郡市ごとに編成され、ニューイヤー駅伝や箱根駅伝などの主要な駅伝競走に出場経験のある選手が、地元チームの一員として参加することも珍しくありません。近年では、市町村合併による郡市の区分変更がチーム構成に影響を与えることもあります。また、県外からの招待チームや選手が一部区間に参加することもあります。

コースは、1日目が海陽町から徳島市へ、2日目が徳島市から鳴門市を経由して三好市へ、3日目が三好市から徳島市へと設定されています。総距離は約250kmと、国内でも有数の長距離駅伝として知られています。その距離の長さは、確認されている限りでは世界で3番目に長い駅伝競走です。

区間は、一般区間の他に、女子、高校生、中学生が走る指定区間が設けられています。一般区間は高校生が走ることも可能です。

原則として全郡市が全区間に選手を登録しますが、選手不足などの理由から一部区間のみの参加となる「オープン参加」や、出場を見合わせる郡市も存在します。オープン参加のチームは、個人成績は記録されますが、総合成績には含まれません。

歴史と記録

徳島市は人口が多く、1962年から2000年まで鳴門市との間で優勝を争う時代が長く続きました。21世紀に入ってからは、麻植郡（現吉野川市）や美馬郡が優勝を飾るなど、勢力図に変化が見られました。近年では再び徳島市と鳴門市が優勝を争う展開となっています。

四国放送が最終日の模様をラジオで実況生中継しています。

2021年の第67回大会は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、初めて中止となりました。

過去の優勝チーム

連覇記録

• - 10連覇: 鳴門市（1962年～1971年）
• - 9連覇: 徳島市（1972年～1980年）
• - 4連覇: 板野郡（1958年～1961年）
• - 3連覇: 美馬郡（2003年～2005年）
• - 2連覇: 麻植郡（2001年～2002年）

他の都道府県の市町村対抗駅伝

徳島県以外にも、多くの都道府県で市町村や郡市対抗の駅伝競走が開催されています。

• - 青森県: 青森県民駅伝競走大会
• - 岩手県: 一関・盛岡間駅伝競走大会
• - 山形県: 山形県縦断駅伝競走大会
• - 福島県: 市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会
• - 栃木県: 栃木県郡市町対抗駅伝
• - 新潟県: 新潟県縦断郡市対抗駅伝競走大会
• - 長野県: 長野県縦断駅伝競走、長野県市町村対抗駅伝競走大会
• - 神奈川県: 市町村対抗かながわ駅伝競走大会
• - 岐阜県: ぎふ清流郡市対抗駅伝競走大会
• - 静岡県: しずおか市町村対抗駅伝
• - 愛知県: 愛知県市町村対抗駅伝競走大会
• - 三重県: 美し国三重市町対抗駅伝
• - 和歌山県: 和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会
• - 兵庫県: 兵庫県郡市区対抗駅伝
• - 香川県: 郡市対抗源平駅伝
• - 高知県: 県市町村対抗駅伝
• - 佐賀県: 郡市対抗県内一周駅伝大会
• - 長崎県: 郡市対抗県下一周駅伝大会
• - 鹿児島県: 鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会

関連情報

• - 国道55号
• - 国道11号
• - 徳島県道12号鳴門池田線
• - 国道192号

外部リンク

• - 徳島新聞ホームページ
• - 四国放送ホームページ

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