徳川文武

徳川文武（とくがわ ふみたけ）

プロフィール

徳川文武氏は、1937年3月3日、千葉県に生まれました。通信技術コンサルタント、執筆家として活躍する傍ら、松戸徳川家の3代目当主という顔も持っています。松戸徳川家は、徳川慶喜の血を引く家系であり、文武氏自身も水戸斉昭の曾孫にあたるなど、徳川家と深い繋がりを持っています。

生い立ちと教育

文武氏は、千葉県松戸市の戸定邸で生を受けました。父の徳川博武氏は、婿養子でありながら国立大蔵病院の医長を務めた人物です。母の宗子氏は、松戸徳川家の初代当主・徳川武定の娘であり、文武氏は両親共に徳川家の血を引いています。

幼少期から自由学園幼児生活団で学び、その後、成蹊小学校、成蹊中学校、成蹊高等学校と進学。1962年には早稲田大学理工学部応用物理学科物理専攻を卒業しました。

キャリア

大学卒業後、三菱電機に勤務したのち、アメリカへ留学。1981年にスタンフォード大学電気工学科情報通信専攻の修士課程を修了しました。1982年からは、アメリカのハリス社ファリノンマイクロ波通信機器開発部門で活躍。1986年には、日本アドバンストマイクロデバイセズ社通信研究部室長に就任しました。その後も、1991年に日本センサーテクノロジー株式会社エアバック電子回路開発課長、1994年には米国スプリント電話会社研究所主任研究員を歴任しました。

スプリント社（現T-Mobile US）では、技術コンサルタントとして約30年間活躍し、長年にわたり通信技術の発展に貢献しました。

社会活動

文武氏は、松戸市国際交流協会名誉顧問を務めるなど、地域社会への貢献も積極的に行っています。また、松戸のタウン情報誌『月刊Hello!』では、コラム「徳川文武の「太平洋から見える日本」」を連載しており、国際的な視点から見た日本の姿を伝えています。

著作

文武氏は、著作活動も行っており、『世界のお国柄拝見!』（青谷舎、1991年）を出版しています。この書籍では、世界各国の文化や習慣を紹介しており、文武氏の国際的な視野の広さが伺えます。

その他

文武氏は、ピアニストのフジ子・ヘミングの母親である大月投網子にピアノを習っていたというエピソードもあります。

参考文献

霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成』下巻（霞会館、1996年）

外部リンク

文化・経済講演会 演題：米国の東南アジア経済政策の昨今
* 松戸の生活情報サイト::Helloまつど.com

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