心霊マスターテープ 〜EYE〜

心霊マスターテープ 〜EYE〜

『心霊マスターテープ 〜EYE〜』（しんれいマスターテープ アイ）は、エンタメ〜テレが手掛けるオリジナルのホラードラマシリーズで、2022年1月8日から放送されました。全6話で構成された本作は、前作『心霊マスターテープ』の世界観を継承しつつも、独立した物語が展開される外伝的作品として位置づけられています。

作品概要

本作は、フェイクドキュメンタリーやPOVスタイルを用いたリアルな恐怖表現を得意とする『心霊マスターテープ』シリーズの最新作として制作されました。監督は、前作に俳優として出演していた谷口猛が担当。主演には、ソウルバンド「Chapman」のボーカル、根岸寛が起用されています。

物語の中心となるのは新たなキャラクターたちですが、監督の谷口猛をはじめ、前作で作品の核となったホラー映像作家の岩澤宏樹、菊池宣秀、人気オカルトユニット「都市ボーイズ」の早瀬康広、そして「オウマガトキFILM」といった実在するクリエイターや団体が多数出演している点も、シリーズファンにとっては見どころの一つです。彼らが本人役や作中の人物として登場することで、フィクションとリアルの境界を曖昧にするシリーズ独自の演出が本作でも効果的に用いられています。

放送は2022年1月より、エンタメ〜テレにて毎月第2・第4土曜日の21時00分から21時30分までの時間帯に行われました。全6話という短い期間ながら、凝縮された恐怖体験が描かれています。

あらすじ

主人公は、心霊ドキュメンタリーの制作に励む若手ディレクター、桂木シン。彼はカメラマンの進藤ツカサ、ADの篠原ミコと共に作品づくりを進めていました。

そんな中、彼らのドキュメンタリーに出演予定だった高校時代の同級生、須藤亮と突如として連絡が取れなくなります。不審に思ったシンたちが亮の自宅を訪れると、そこで発見したのは彼の自殺死体でした。

亮の死の直前、シンには彼から不可解な内容を含む動画ファイルが送られていました。亮の死の真相、そして謎の動画に隠された意味を探るため、シンたちは独自の調査を開始します。

しかし、この調査を進めるうちに、事態は主人公であるシン自身の過去へと深く繋がっていくことが明らかになります。シンが長年心の奥底に封じ込めていた、忌まわしい出来事。亮の死と動画、そして主人公の過去が交錯し、避けられない恐怖が彼らに襲いかかります。隠された真実が暴かれるにつれて、登場人物たちは想像を絶する事態に巻き込まれていくことになります。

主な出演者

桂木シン：根岸寛（若手心霊ドキュメンタリーディレクター）
進藤ツカサ：高崎凌（カメラマン）
篠原ミコ：水嶋ミナ（AD）
谷口猛（プロデューサー）
岩澤宏樹
菊池宣秀
早瀬康広（都市ボーイズ）
オウマガトキFILM
天沢瞳：カナキティ
須藤亮：齋藤隼平
西川蓮：下前祐貴

その他、物語を彩る様々なキャストが出演しています。

スタッフ

監督：谷口猛
監督補：佐々木勝己
音楽：LLLL(フォーエル)
プロデューサー：安田和朗、小田泰之
企画・制作：名古屋テレビネクスト
* 制作・著作：エンタメ〜テレ

関連作品

『心霊マスターテープ 〜EYE〜』は、『心霊マスターテープ』シリーズの一作品です。前作『心霊マスターテープ』、そして関連作とされる『邪眼』などと合わせて視聴することで、シリーズの全体像や、その独特な恐怖描写をより深く楽しむことができるでしょう。

もう一度検索