志井公園駅

志井公園駅について

志井公園駅（しいこうえんえき）は、福岡県北九州市小倉南区志井六丁目に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）の日田彦山線の駅です。この駅の駅番号はJI06で、周辺には北九州モノレールの企救丘駅も近接しています。ここでは、志井公園駅に関する詳細な情報をご紹介します。

開業までの経緯

志井公園駅の開業に関しては、地域の交通手段の選択肢が絡んでいます。当初、北九州市当局はJRの開業に反対していました。というのも、小倉へのアクセスにおいてJRの運賃が北九州モノレールよりも安いため、モノレール側の乗客が減少することを懸念していたためです。そのため、JR側は一度新設申請からこの駅を外しましたが、最終的には双方の折衝により駅開設が実現しました。

駅の歴史

志井公園駅は1989年（平成元年）3月11日に開業しました。2017年には上り快速列車の運行が変更され、石原町駅から各停に切り替わる際、当駅にも停車するようになりました。2022年には、きっぷうりばの営業が終了し、2023年には終日無人化されました。これにより、現在の駅は自動券売機のみが利用可能で、自動改札機は設置されていません。

駅の構造

駅は単式ホームを1面1線備えた地上駅で、掘割の中にホームがあります。駅舎は特徴的なトンガリ屋根のデザインで、ホームとはスロープまたは階段で結ばれています。この駅はJRの特定都区市内制度における「北九州市内」の駅でもあります。

利用状況

2024年度の1日平均乗車人員は758人とされています。利用者数は近年の推移からも示されるように安定しており、地域住民の重要な交通手段となっています。

駅周辺

駅周辺は小倉南区の住宅地として開発されており、生活に必要な施設が点在しています。ただし、周辺には特に大規模な商業施設は存在せず、駅前にバス路線も通っていないため、利用者は主に徒歩や自転車で移動することが一般的です。

近隣施設

駅の斜め向かいには北九州モノレールの線路と車庫があり、さらに教育機関や医療機関も近くにあります。例えば、国立高等専門学校機構の北九州工業高等専門学校や、介護施設の博慈苑などが近隣に立地します。また、志井公園も駅前にあり、アドベンチャープールなどの施設も整備されています。

交通アクセス

近隣の石田駅（JI05）や志井駅（JI07）との接続も便利で、日田彦山線を利用すれば、他の地域へも容易にアクセスできます。さらに、九州自動車道や東九州自動車道が近隣にあり、車での移動もスムーズな立地条件です。

まとめ

志井公園駅は福岡県北九州市の中核的な交通拠点として重要な役割を果たしています。周囲の住宅地や教育機関と連携しながら、地域社会に貢献しています。今後の利便性向上や周辺開発にも期待が寄せられています。

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