愛媛県立新居浜病院

愛媛県立新居浜病院について

愛媛県立新居浜病院は新居浜市に位置する医療機関で、愛媛県の公営企業として設立されました。病院は208床を有し、松山市にある愛媛県立中央病院に次ぐ規模を誇ります。特に、災害拠点病院として地域医療に貢献し、東予地方全域を対象にした救命救急センターを併設しています。また、敷地内には保健サービスステーションがあり、地域の健康を支える役割も担っています。

近隣の石鎚山など自然環境が豊かな地域に位置するため、登山者の急病や事故への迅速な対応が求められています。そのため、病院内にはヘリポートが設置され、地元の消防や警察との連携を強化し、定期的に訓練が行われています。当院の理念は、「地域から信頼され、必要とされる病院を目指します」というものであり、その実現に向けて日々努力しています。

沿革

1953年に愛媛県立新居浜診療所として開院し、1965年には病院名が愛媛県立新居浜病院に変更されました。その後、1972年に救急告示病院に指定され、1975年には本館が落成しました。1992年には東予救命救急センターが開設され、ICUやHCUなどの専門病床を持つようになりました。2000年代に入ると、人工透析室や地域医療提携室が設置され、より多様な医療サービスを提供しています。2021年には新病棟の開設が行われ、さらなる診療体制の強化が図られました。

診療科

2021年時点での診療科には、内科、外科、小児科、皮膚科、産婦人科など多彩な専門が含まれています。それぞれの科が連携し、総合的な医療を提供しています。

東予救命救急センター

このセンターは心筋梗塞や脳卒中などの緊急患者に対応するため設立され、地域の救急医療を支えています。また、さまざまな指定医療機関としても機能しており、保険医療機関や感染症医療機関など地域医療の全般をカバーしています。

交通アクセス

病院へのアクセスは、JR予讃線の新居浜駅から瀬戸内バスを利用するのが一般的で、約15分の距離です。「県病院前」バス停で下車することで直接訪れることができます。

病院は地域医療における重要な役割を果たしており、一般診療のみならず救急対応, 専門診療を行い、地域の人々に安心を提供しています。当院の取り組みにより、地域住民が健康で安全な生活を送ることができるよう努めています。

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