愛媛銑鉄鋳物工業団地協同組合

愛媛銑鉄鋳物工業団地協同組合

愛媛銑鉄鋳物工業団地協同組合は、愛媛県西条市丹原町に拠点を置く協同組合です。この組合は1972年に設立され、愛媛県内の銑鉄鋳物製造業者11社と機械加工業者1社の計12社によって創立されました。その目的は、地域の鋳物産業の発展と、組合員の業務を支援することです。

構成と事業内容

組合は丹原町に工業団地を整備しており、ここでは受電設備や試験設備などが整っています。これらの施設は、組合員がスムーズに製品を製造できるように整備されています。しかし、オイルショックや円高といった経済情勢の変化に影響を受け、2020年11月の時点では、8社が操業を続けています。これにより、鈍化する景気の中でも地域産業が維持され、全国の大手メーカーとの取引が行われています。団地内の鋳物生産量は、四国全体の70％を占めるという重要な地位を確立しています。

沿革

愛媛銑鉄鋳物工業団地協同組合の歴史は、1972年の設立から始まります。

• - 1972年7月: 組合が設立される。
• - 1973年4月: 用地の取得が始まる。
• - 1974年: 土地造成が開始され、7月には第一次工事が5社で着工され、12月に完成を迎えます。
• - 1975年: 第二期工事では7社が着工し、8月に完成。
• - 1976年1月: 全社の操業が開始されます。
• - 1981年6月: 高精度な計測機器となる島津真空形カントレコーダーが導入されます。
• - 1993年11月: 共同鋳物砂保管倉庫が建設され、これにより効率的な素材管理が可能となります。
• - 1996年10月: 研修施設として研修会館が建設され、技術向上に寄与しています。
• - 2005年1月: 共同受電設備及びコンプレッサー設備の更新が行われました。

近年でも、2014年には各種計測機器や試験機の更新が行われており、最新技術を取り入れつつ、品質の向上を目指しています。また、研修会館の改修も進められ、組合員の技術研鑽に寄与しています。

組合員

現在、愛媛銑鉄鋳物工業団地協同組合には次の企業が参加しています:

• - 株式会社越智鋳造所
• - 株式会社大亀製作所
• - 株式会社栗田鋳造所
• - 株式会社豊和工業
• - 越智機械工業株式会社
• - 株式会社日進鉄工所
• - 愛媛シェル株式会社
• - 有限会社二菊鋳物鉄工所

これらの企業が集まり、共に生産活動を行っており、地域経済の発展を支えています。愛媛銑鉄鋳物工業団地協同組合は、今後も地域の産業を牽引する役割を果たし続けるでしょう。

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