愛知県市町村対抗駅伝競走大会

愛知県市町村対抗駅伝競走大会

愛知県市町村対抗駅伝競走大会は、毎年12月上旬に開催される愛知県の市町村対抗の駅伝大会です。2005年に開催された愛・地球博の開催を記念して、翌2006年から始まりました。「愛知駅伝」という略称で親しまれています。

大会の概要

大会の舞台は、かつて愛・地球博の会場となった愛・地球博記念公園です。小学生から一般、そして40歳以上の区間まで、全9区間で襷が繋がれます。第1回大会には、県内全63市町村が出場し、シドニーオリンピックに出場した佐藤信之選手や、大南敬美選手など、著名なランナーも参加し、大きな話題となりました。

新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年と2021年の大会は残念ながら中止となりました。スタートの合図は、第1回大会から愛知県知事が務めるのが恒例となっています。

出場資格

出場資格は、その年の9月1日時点で各市町村に在勤・在住している人に与えられます。ただし、小中高生の場合は保護者の居住地、外国人留学生の場合は在籍する学校の所在地が基準となります。在勤地と在住地が異なる場合は、本人の意思を尊重し、協議の上で出場チームを決定します。

年齢区分は、開催日を基準として、ジュニア（20歳未満）、一般（20歳以上）、40歳以上に分類されます。ジュニア枠に中学生以下が出場することはできませんが、一般枠には40歳以上の選手も出場可能です。

コース

第15回大会（2023年）からコースが変更され、全9区間、総距離30.6kmとなりました。第14回大会（2019年）までは、全9区間、総距離28.7kmでした。

モリコロ賞

第4回大会から、モリコロ賞が設けられました。これは、前年度の順位からの上昇順で上位3チームが表彰されるものです。大会におけるチームの躍進を讃える賞となっています。

大会の模様はテレビで

大会当日の午後には、東海テレビで大会の模様が放送されます。2006年は撮って出しで放送されましたが、2007年からは東海理化が大会の特別協賛となり、東海理化が筆頭スポンサーとして生中継が行われました。過去の中継スタッフは以下の通りです。

解説：宮原美佐子（～2007年）
ゲスト：加藤晴彦（2006年～）、水野裕子（いずれも愛知県出身）
実況：森脇淳（東海テレビアナウンサー）

他の都道府県の市町村対抗駅伝

愛知県以外にも、多くの都道府県で市町村対抗の駅伝大会が開催されています。以下にその一部を紹介します。

青森県：青森県民駅伝競走大会
岩手県：一関・盛岡間駅伝競走大会
山形県：山形県縦断駅伝競走大会
福島県：市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会
栃木県：栃木県郡市町対抗駅伝
新潟県：新潟県縦断郡市対抗駅伝競走大会
長野県：長野県縦断駅伝競走、長野県市町村対抗駅伝競走大会
神奈川県：市町村対抗かながわ駅伝競走大会
岐阜県：ぎふ清流郡市対抗駅伝競走大会
静岡県：しずおか市町対抗駅伝
三重県：美し国三重市町対抗駅伝
和歌山県：和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会
兵庫県：兵庫県郡市区対抗駅伝
香川県：郡市対抗源平駅伝
徳島県：徳島駅伝
高知県：県市町村対抗駅伝
佐賀県：郡市対抗県内一周駅伝大会
長崎県：郡市対抗県下一周駅伝大会
鹿児島県：鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会

愛知県市町村対抗駅伝競走大会は、地域に根ざした駅伝として、多くの人々に愛されています。

もう一度検索