慶光院利致

慶光院利致

慶光院利致（けいこういん よしかず）氏は、1947年12月18日に東京都渋谷区で生まれました。彼は日本の神職であり、現在は霧島神宮の宮司を務めています。

生涯

慶光院氏は、神宮式年遷宮の再興に尽力した慶光院院主の家系を受け継いでいます。1970年3月に國學院大學を卒業後、神職としての道を歩み始めました。

明治神宮での奉職

大学卒業後、慶光院氏は明治神宮に奉職し、1975年に権禰宜に就任しました。1999年には禰宜に昇任し、明治神宮において重要な役割を担いました。

伊勢神宮祠官として

2002年4月、慶光院氏は伊勢神宮に転任し、権禰宜に就任しました。2005年には禰宜に昇任し、同年3月には神宮司庁総務部次長として、庭野日鑛立正佼成会会長を外宮に案内しました。また、神宮式年遷宮御用材伐採式にも供奉し、御樋代木奉迎送に関する課題を話し合うために護山神社を訪れるなど、遷宮に深く関わりました。2005年から2006年までは、伊勢ライオンズクラブの市民教育委員も務めました。

2007年6月には、埼玉県神社関係者大会に北白川道久大宮司の代理として出席し、2008年には神宮司庁総務部長に昇格しました。2010年には伊勢警察署協議会の委員にも名を連ねています。

2012年10月には、東日本大震災で被災した新山神社の本殿竣功奉告祭に出席しました。また、第62回神宮式年遷宮では造営庁総務部長を務め、2013年10月には先祖と同様に遷宮に奉仕しました。

霧島神宮宮司として

2014年10月1日、慶光院氏は霧島神宮の宮司に転任しました。2016年には鹿児島県神社庁顧問に就任し、同年中に霧島神宮誌編纂委員会を創設しました。

2019年には神職身分特級に昇格し、その祝賀会が鹿児島市内のホテルで開催されました。2022年2月には、霧島神宮の本殿・幣殿・拝殿が国宝に指定され、奉祝行事が開かれました。同年3月には、霧島市長から国宝指定書が伝達されました。

出演

ラジオ
キラリ霧島・再発見（2017年2月15日、FMきりしま） - ゲスト出演

著作

寄稿
「刊行に寄せて」『霧島神宮誌』霧島神宮誌編纂委員会編、霧島神宮、2019年9月19日。

慶光院利致氏は、長年にわたり神道界に貢献し、霧島神宮の発展に尽力している人物です。

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