戸田葬祭場

戸田葬祭場（とだそうさいじょう）

戸田葬祭場は、東京都板橋区舟渡4-15-1に位置する民営の斎場・火葬場です。この施設は、地域の方々に愛されており、葬儀と火葬を行う際の利便性を追求しています。隣にはNPO法人が運営する舟渡斎場があり、葬家はそちらから出棺した後、戸田葬祭場の火葬炉を利用することも可能です。

施設の概要

戸田葬祭場は、東京都区内最後の高煙突を持つ重油焚き火葬場として知られていましたが、現在は都市ガスに改修され、煙突は撤去されました。ただし、火葬炉は引き続きロストル式が使用されています。

名称の由来

戸田葬祭場という名前の由来は、1926年の設立当時に遡ります。当時、荒川は現在の葬祭場の位置より南側を流れており、現在の住所である舟渡4丁目は埼玉県戸田町に属していました。その後、河川改修が行われ、1950年に板橋区に編入されました。このため、現在でも「戸田」という名が残っています。

施設内の構成

戸田葬祭場は、次のような施設を備えています。

• - 火葬炉: 15基（最上等8基・特別室5基・特別殯館2基）
• - 式場（斎場）: 6室（洋室4室・和室2室）
• - 売店: 1店舗

式場と火葬場は同じ敷地内に設けられており、棺を徒歩で運ぶことが可能な距離ですが、儀式として霊柩車が使用されます。この時、遺族は2名が同乗されます。車寄せから火葬炉までのルートには「野辺送り回廊」が設けられており、職員が先導する中で、棺が台車で運ばれ炉前ホールに移動します。このような方式は、都市の発展により一般的には困難になった徒歩での葬列を実現するもので、厳かな雰囲気の中で故人を見送ることができるため、多くの利用者から高い評価を得ています。

さらに、遺族が希望する場合には、遺骨を粉末状にして分骨や散骨を行うサポートも充実しており、満足度の高いサービスを提供しています。

アクセス

戸田葬祭場へのアクセスは、鉄道やバス、タクシーが利用可能です。主要なアクセス方法は以下の通りです：

• - バス: 国際興業バス舟渡小学校停留所から徒歩5分。
• - JR埼京線: 浮間舟渡駅からタクシーで5～10分、バス（系統番号：東練01、浮舟02、高02）で約5分、徒歩では25分。
• - 都営地下鉄三田線: 西台駅からタクシーで6～7分、バス（系統番号：浮舟02）で5分、徒歩約30分。
• - 蓮根駅: タクシーで5～6分、徒歩で20分です。
• - 池袋駅: バス（系統番号：池21）で30分。

また、高速道路の最寄り出口は、首都高速池袋線の板橋本町出口となります。

葬儀・火葬が行われた有名人

戸田葬祭場では、著名人に対する葬儀や火葬も行われています。その中には、小鹿番やYOSHI、浅井昭衛などが含まれています。葬儀の活動範囲は、東京都や埼玉県の広範な地域にわたっています。

戸田葬祭場は、地域の人々にとって大切な場所として機能しており、厳かな葬儀の場を提供し続けています。また、独自の方式やサービスにより、多くの方に親しまれています。

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