捕球

捕球についての詳細

捕球（ほきゅう）とは、野球やクリケットにおいて、選手がボールをグラブまたは素手で確実に受け取り、掴む行動を指します。英語ではキャッチ（catch）とも呼ばれ、スポーツにおける基本的なプレイの一つです。日本の公認[[野球規則]]第2.15条でもその定義がなされています。

捕球の基本

捕球は主に、野球とクリケットにおいて行われます。これらのスポーツでは、捕手や野手がグラブや素手を使い、ボールを受け止めることが求められます。ただし、クリケットでは素手のみが使用され、帽子やポケットなどでボールを捕まえることは認められていません。また、捕球はボールを触れた直後に他の選手やフェンスにぶつかったり、ジャッグル（お手玉）したりした場合、審判により捕球として認められません。従って、選手がボールをしっかり掴み、意図的に手放すことが明らかでなければ捕球とは見なされないのです。

打球の捕球

打球の捕球は、野手がボールを地面やフェンスに触れる前に掴むことを意味します。ボールが地面に触れていない状態で捕球した場合、その後にジャッグルしても捕球が認定されます。なお、打者がアウトとなるためには、正規の捕球が必要です。フェンスに当たったボールやグラウンドボールを受けるだけでは、厳密には捕球とは言えません。このため、各種メディアでは、打球を「捕った」や「処理した」と表現することが一般的です。

さらに、タッグアップの場面では、走者がボールを受けた時点でリタッチする義務が発生します。野手がわざとジャッグルをした場合でも、守備側には有利にはならないため、プレイの流れは変わりません。

投球の捕球

投球の捕球は主に捕手が行います。投球は、投手からボールがリリースされた後に、地面に触れずに捕手に到達しなければなりません。捕手が一度ボールを触った後に地面に落ちたり、到達前にボールが地面に触れたりすると、正規の捕球とは認められません。特に、ファウルチップの場合、捕手が最初に手やミットにボールを触れた後に、プロテクターやマスクに当たっても、地面に落ちる前に捕球すれば、ファウルチップと認められるのです。

また、第3ストライクの状況で捕手が正規に捕球した場合、打者は三振となりアウトになりますが、捕球できなかった場合は、一塁に進塁することが認められます。

送球の捕球

送球の捕球では、走者をフォースアウトにしたり、打者走者を一塁アウトにしたりするため、野手がベースに触れた状態で送球を受けることが求められます。この際、途中にボールがバウンドしても、最終的に確実に捕球できれば捕球が認定されます。確捕前にジャッグルして、走者が塁に触れてしまうと、アウトにはならないので注意が必要です。

捕球は、試合の流れを左右する重要なプレイであり、選手が正確に、そして意識的に行動することが求められます。

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