掛け反り

掛け反りについて

掛け反り（かけぞり）は、大相撲の決まり手の一つで、反り手という種類に分類されます。具体的には、以下のいずれかの方法で相手を倒す技です。

1. 相手の左手首を右手で持ち、自分の左腋に相手の頭を前方から入れ、左脚を切り返しのように踏み込んで後ろに倒す。
2. 外掛けのように相手の右脚に外から掛け、横反りに反って倒す。

珍しい決まり手

1960年1月に決まり手が制定されて以来、2024年現在まで、幕内の取り組みで使用された記録はありません。非常に珍しい決まり手と言えるでしょう。

幕下以下の取り組みでは、2001年3月場所4日目に序二段でモンゴル出身の保志桜が決めた例があります。

技の分類

掛け反りは、相手のバランスを崩し、自分の体を反らせることで相手を倒すという点で、反り手の一種とされています。反り手は、比較的リスクの高い技であり、高度な技術と判断力が求められます。

注意点

書籍『日本相撲伝』に掲載されている「掛け手の掛反」とは異なる技です。名称が似ていますが、別の技であることに注意が必要です。

関連情報

大相撲の決まり手一覧: 大相撲には、数多くの決まり手が存在します。掛け反りのように珍しい決まり手もあれば、頻繁に見られる決まり手もあります。様々な決まり手を調べてみるのも面白いでしょう。

外部リンク

日本相撲協会公式ホームページ"'>掛け反り - 決まり手八十二手

日本相撲協会の公式ホームページでは、決まり手八十二手について解説しています。掛け反りの詳細な情報も掲載されていますので、参考にしてください。

まとめ

掛け反りは、幕内での使用例がない珍しい決まり手です。しかし、その独特な技の形は、相撲の奥深さを感じさせます。今後、幕内で掛け反りが決まる日が来るのか、注目されるところです。

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