敦賀FM放送

敦賀FM放送株式会社について

敦賀FM放送株式会社（通称：ハーバーステーション）は、福井県敦賀市を中心に超短波放送を行う特定地上基幹放送事業者です。この局は、地域に根ざしたコミュニティ放送として、市民と密接に結びついたメディアサービスを提供しています。

開局の背景と歴史

敦賀FMは、2007年に設立され、嶺南地方初のラジオ局として福井県内におけるコミュニティFM局の一つとなりました。設立時には、敦賀市の企業、博研印刷（後のハクケン）に勤務していた奥瀬浩之が中心となり、この局の設立を推進しました。奥瀬氏は代表取締役に就任し、ハクケンは当局の筆頭株主として出資しました。

放送局としての活動は、2007年の2月28日に予備免許を取得し、3月19日に試験放送が開始されました。同年4月3日には正式に開局し、本社を敦賀市本町に構えていましたが、2021年には昭和町に移転しました。

放送エリアと技術

敦賀FMの放送は、敦賀市の一部をカバーし、さらに三方郡美浜町東部や南条郡南越前町でも聴取可能です。送信所は野坂岳の中腹に位置し、周波数は77.9MHz、空中線電力は20Wです。また、敦賀市とは災害時に関する放送協定も締結しており、地域住民への良質な情報提供を行っています。

番組について

敦賀FMでは月曜日から金曜日にかけて自社制作の番組を放送しています。特に「おはようマイタウン」や「ハーバーモーニングクルーズ」など、地域の情報を発信するプログラムが特徴です。これらの番組では、福井新聞の配信ニュースや交通情報も取り入れられ、地域住民が必要とする情報をタイムリーに提供しています。

主な番組

• - おはようマイタウン（7:00 - 8:00）
• - ハーバーモーニングクルーズ（8:00 - 9:00）
• - ハーバーアフタヌーンクルーズ（12:00 - 14:00）
• - ハーバーイブニングクルーズ（17:00 - 19:00）

放送時間外には自社の番組はありませんが、地域の重要な情報を取り扱うために、緊急告知FMラジオのシステムも導入されています。2010年からは、防災ラジオを市民に無償貸与し、災害時の情報一元化を図っています。

現状と未来

敦賀FM放送は、インターネットラジオを通じて幅広いリスナーにアクセスし、地域の文化やイベント情報を発信し続けています。今後も地域社会とのつながりを強化しつつ、皆様に信頼されるメディアとしての役割を果たしていくことが期待されます。地域の声を大切にし、敦賀FMはさらなる発展を目指しています。

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