文京学院大学女子中学校・高等学校

文京学院大学女子中学校・高等学校は、東京都文京区本駒込に所在する私立の女子中学校・高等学校です。学校法人文京学院が設置しており、併設の文京学院大学への進学支援に力を入れています。その教育活動は多岐にわたり、国際教育、科学分野、環境問題への取り組みが特徴です。

国際教育への取り組み

1990年から海外語学研修を実施し、その後は海外留学派遣や留学生受け入れを積極的に行っています。現在は、海外大学や国内大学の国際系学部への進学をサポートする国際教育プログラムが設けられています。グローバルな視点を養うため、多様な文化理解を深める機会を提供し、国際社会で活躍できる人材育成を目指しています。

探究活動と文部科学省の指定

文部科学省からはスーパーサイエンスハイスクール（SSH）やスーパーグローバルハイスクール（SGH）のアソシエイト校に指定され、科学分野や国際分野における探究活動を展開しています。生徒たちは自ら課題を設定し、解決策を探るプロセスを通じて、論理的思考力や問題解決能力を養います。これらの活動は、大学進学後の研究活動にも繋がる重要な経験となっています。

ESDとSDGs教育

ユネスコスクールとして、ESD（持続可能な開発のための教育）やSDGs（持続可能な開発目標）に関する教育活動を実践しています。生徒たちは地球規模の課題を理解し、持続可能な社会の実現に向けた行動を学ぶことで、社会貢献への意識を高めます。

アオバジャパンインターナショナルとの教育提携

2021年度からはアオバジャパンインターナショナルと教育提携を開始し、生徒一人ひとりの未来の自己実現をサポートする教育プログラムを実践しています。これにより、生徒たちは多様な学習機会と国際的な視点を得て、自己成長を加速させることができます。

教育方針

教育理念は「自立と共生」であり、校訓には「誠実・勤勉・仁愛」が掲げられています。生徒たちは、これらの価値観に基づいた教育を受け、社会で活躍するための人間力を養います。

沿革

1924年に島田依史子によって設立された島田裁縫伝習所が起源です。その後、本郷女学院、本郷家政女学校、十佳女子高等職業学校と変遷し、1947年に文京学園女子中学校、1948年に文京学園女子高等学校が開校しました。2002年には現在の校名である文京学院大学女子中学校・高等学校に改称しました。2000年代には、併設大学や短期大学の男女共学化、校友会の発足、スーパーサイエンスハイスクール指定、ユネスコスクール認定などを経て、現在に至ります。

設置学科

中学校には普通科が、高等学校には特進クラス（理数キャリア、国際教養）、スタンダードクラス、スポーツサイエンスコースが設置されています。生徒の多様な進路希望に対応した学科構成となっています。

制服

制服は中学と高校で異なり、冬服はブレザー、夏服はブラウスです。2011年度にモデルチェンジされ、フォーマルスタイルとバリエーションスタイルがあります。フォーマルスカートの裾にあるグリーンラインが特徴的です。

アクセス

学校は東京都文京区本駒込に位置し、駒込駅と巣鴨駅から徒歩5分の場所にあります。

著名な出身者

多くの卒業生が各界で活躍しており、特にバレーボール選手が多く輩出されています。元バレーボール選手やビーチバレーボール選手として、長谷川暁子、菅野菜緒美、田原愛里、柳田光綺、上野香織、清田萌、長内美和子、花澤佳奈などがいます。その他、プロレスラーの高橋奈苗、元競泳選手の関戸直美、漫画家の村田順子、タレントの森川由加里、元宝塚歌劇団男役の光月るうなどがいます。

外部リンク

文京学院大学女子中学校・高等学校の公式サイトや携帯サイトで、学校の詳細な情報が確認できます。

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