斎藤裕 (格闘家)

斎藤裕（さいとう ゆたか）のプロファイルとキャリア

斎藤裕は1987年10月8日に秋田県能代市で生まれた日本の男性総合格闘家であり、YouTuberとしても活動しています。彼はパラエストラ小岩に所属し、初代RIZINフェザー級王者として知られています。また、修斗世界フェザー級の第10代王者でもあります。

幼少期からの格闘技への興味

斎藤裕は、小学校と中学校時代には野球に親しんでいましたが、15歳の時にK-1の試合をテレビで観たことがきっかけで格闘技への興味を持つようになります。特に、ボブ・サップの試合やバラエティ番組の出演シーンに感銘を受け、格闘技の世界を深く知りたいと思い始めました。当初は能代工業高校でレスリングを希望していましたが、空手部に入部しました。

進学とプロへの道

高校を卒業後、急いでプロ格闘家になりたいという気持ちを抱えていたものの、親の希望で日本大学に進学。その大学1年時に、福島県郡山市のパラエストラ福島で総合格闘技を始め、後にパラエストラ小岩に移籍しました。上京後は建設会社で現場監督として勤務する傍ら、プロを目指しましたが、2011年の東日本大震災を契機に「後悔のない人生を生きる」決意を固めました。

修斗での成果

2011年11月、プロ修斗デビュー戦で佐々木郁矢に勝利。以降も成長を続け、2014年には修斗インフィニティリーグでライト級優勝を果たします。そして、2015年5月の環太平洋フェザー級タイトルマッチで中村ジュニアを下し、さらに2016年の修斗世界フェザー級王座決定戦でも同選手に勝利し、ベルトを手に入れました。

その後、多くの名試合を経験しながら、2018年にはフィリピンのURCCフェザー級王者ドレックス・ザンボアンガにTKO勝ちを収めました。

RIZINへの挑戦

2020年8月、RIZINデビュー戦で摩嶋一整にTKO勝ちし、その後の11月にはRIZIN初代フェザー級王座決定戦で朝倉未来に勝利し、名実ともにトップ選手となります。2021年には修斗世界フェザー級王座を返上し、RIZINでの活動を本格化させます。

王座防衛と再戦

2021年6月にはヴガール・ケラモフに勝利した後、同年10月には牛久絢太郎とのタイトルマッチでTKO負けを喫し、王座を陥落。2022年4月のリマッチでも再び牛久に敗れましたが、斎藤はあきらめず、2023年には平本蓮相手に勝利を収めました。

プライベートとエピソード

斎藤は大の甘党で、特にメロンパンやブラックサンダー、チーズケーキを好み、ラーメン店を巡る独自の趣味も持っています。また、彼は親交のあるプロレスラーからデスマッチへのオファーを受け、自らも挑戦してみたいとの意向を示しています。

公式なオークションでは、彼が使用したサイン入りグローブが高額で落札されたことも話題になりました。女優の有村架純のファンを公言している一方で、信念を大切にし、日々のトレーニングや試合に励んでいます。

その活動の一環で、公式のラーメンフェスティバルへの出演など、ファンとの交流も積極的に行っています。

結論

斎藤裕は、格闘技の世界で数々の成果を収め、今後の試合にも大いに期待されている選手です。彼の成長物語や試合の魅力、プライベートな側面に至るまで、多岐にわたって注目を集めています。

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