新三国橋 (国道354号)

新三国橋と柏戸陸橋の概要

新三国橋（しんみくにばし）と柏戸陸橋（かしわどりっきょう）は、埼玉県加須市柏戸交差点から茨城県古河市牧野地に至る国道354号のバイパス道路の一部であり、交通の円滑化を図るために建設されました。これにより、渋滞が発生しやすかった三国橋の負担が軽減されることが期待されています。バイパスのルートは、加須市の柏戸交差点で国道354号から分岐し、古河市の牧野地で再び合流しています。

2018年3月には、板倉北川辺バイパスが開通しました。この開通により、柏戸陸橋を経由せずに新三国橋を利用することで、館林方面と古河方面がほぼ一直線で結ばれるようになりました。それに伴い、同年4月27日には柏戸（遊水地）交差点から柏戸（中）交差点間が埼玉県道46号加須北川辺線に降格されました。

新三国橋の詳細

新三国橋は、埼玉県道368号飯積向古河線及び東武日光線、渡良瀬川をまたぐ橋です。加須市向古河から古河市立崎にかけて架かっており、渡良瀬川の最下流に位置する橋の一つです。新三国橋の五連アーチ部分は茨城県が管理しており、その延長は685メートルです。橋へは堤防の天端からアクセスすることができません。

橋の基本情報

• - 形式: 下路ニールセンローゼ橋（5連）
• - 全長: 2,500 m（アーチ部685 m）
• - 幅: 10.5 m（うち歩道2.5 mは左側のみ）
• - 建設年度: 2000年

新三国橋の近隣には、栃木県道・群馬県道・埼玉県道・茨城県道9号佐野古河線がありますが、橋で跨ぐだけの接続となっています。車両の通行には便利な作りになっていますが、直接の接続はありません。

周辺施設

新三国橋の近くにはいくつかの重要な施設が存在し、交通の便が良好です。例えば、東武日光線の新古河駅や古河スポーツ交流センター、古河総合公園、旧川ふるさと公園などがあります。これらの施設は橋の利用者にとって有用であり、地域の交流促進にも寄与しています。

風景と繋がる橋

新三国橋の隣には、渡良瀬川を挟んで野渡橋や三国橋が存在し、利根川へと合流します。これらの橋は、地域の交通網の一部を成しており、利根川の美しい景観を楽しむこともできます。橋梁としての機能に加え、周囲の自然との調和も感じられる場所です。

新三国橋および柏戸陸橋は、埼玉県と茨城県の交通の要所として、また地域の人々にとって身近な存在であり続けています。これからもさらに交通網の発展とともに、その重要性が高まることが期待されています。

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