新人王戦 (囲碁)

新人王戦とは

新人王戦（しんじんおうせん）は、しんぶん赤旗（日本共産党中央委員会機関紙活動局）と日本棋院、関西棋院が主催する囲碁の重要な棋戦です。この大会は1976年に設立され、参加資格は予選開催年の8月1日時点で25歳以下かつ六段以下の棋士に限定されています。

出場資格と期間

新人王戦の出場棋士は、代によって年齢や段位が異なることがあります。選手の変更は以下のように行われています：

• - 第1-第2期：35歳以下で初段から七段までの棋士が参加、成績によって選抜。
• - 第3期から第30期：30歳以下の五段以上七段以下の棋士全員が参加。四段以下は前年ランキング上位者のみ。
• - 第31期と第32期：参加資格が25歳以下かつ七段以下になります。
• - 第33期からは、優勝経験者を除き、25歳以下で六段以下の棋士が参加可能です。

特に2008年の第33期以降は、新人王の経験者は「卒業」と称され、以後の出場資格が失われるため、優勝は一度きりとなる新しい規定が設けられました。競技はトーナメント方式で行われ、勝ち残った棋士で決勝戦を争います。

トーナメント方式

大会はトーナメントで展開され、決勝は3番勝負で行われます。コミの設定は第1期から27期までが5目半、第28期以降は6目半とされています。持ち時間については、時期によって異なり、第1期から28期までが各5時間、第29期と30期は各4時間、そして31期以降は各3時間となります。

歴代優勝者

新人王戦の歴代優勝者には、1976年の初回から現在に至るまで数々の名棋士が名を連ねています。特に注目すべきは、2023年の第48期で女性棋士初の優勝を遂げた上野愛咲美氏です。以下に一部の優勝者の記録を示します：

• - 1976年 小林光一 2-0 中村秀仁
• - 1983年 依田紀基 2-0 宮沢吾朗
• - 2001年 山下敬吾 2-0 久保秀夫
• - 2017年 芝野虎丸 2-0 孫喆
• - 2023年 上野愛咲美 2-0 姚智騰

関連項目

また、新人王戦は将棋の新人王戦とも関連があり、こちらも同様にしんぶん赤旗が主催しており、1970年から実施されています。

外部リンク

さらに詳細な情報は、しんぶん赤旗の囲碁将棋に関するページや日本棋院の公式ウェブサイトでご確認できます。

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