新住吉橋 (広島市)

新住吉橋の概要

新住吉橋（しんすみよしばし）は、広島県広島市の旧太田川に位置する重要な道路橋です。この橋は国道2号線を跨ぐ形で構築されており、上下流にはそれぞれ人道橋が併設されています。これは、車両だけでなく歩行者にも配慮された設計であり、地域の交通の利便性向上に寄与しています。

橋名の由来

新住吉橋の名称は、下流にある元国道2号筋の住吉橋から取られています。また、上流側には中島神崎橋があることからも、全体的に地域のランドマークとしての役割も持っています。

周辺施設

新住吉橋の左岸には、橋名の由来の一つである住吉神社が位置しています。この神社は地域住民に親しまれ、多くの人々が訪れる場所です。また、上流側には広島市立中島小学校が、右岸上流側には広島市立神崎小学校が存在し、教育機関も多く存在しています。これにより、地域の子供たちにとっても通学路として重要な役割を果たしています。

交通の便

橋の東方面には新明治橋があり、さらに進むと国道54号の起点や広島電鉄宇品線との交差点である市役所前交差点があります。一方、西側へ進むと広島市道横川江波線や広島電鉄江波線との交差点があり、少し進むと新観音橋や西広島バイパス観音ランプがあります。これらの道路橋と連絡することで、広島市内の移動がスムーズになっています。

橋の歴史

新住吉橋は1966年（昭和41年）に新広島バイパス整備の一環として鉄筋コンクリート床版で一時的に開通しました。しかし、交通量の増加による橋の老朽化とその拡幅が必要となり、1985年（昭和60年）には現在の鋼鈑桁橋へと架け替えられました。この時、歩道橋も併せて設置され、人々がより安全に通行できる環境が整えられました。

今後の展望

現在、新広島バイパスの高架化と延伸工事が進められており、最終的には新住吉橋を通り平野橋までのアクセスが改善される予定です。これにより、広島市内の交通事情が一層便利になり、地域の発展にもつながることが期待されています。

関連項目

この橋は日本の橋の一覧にも含まれており、国道2号線の重要な橋として位置付けられています。また、新住吉橋は周辺の他の橋、例えば黄金橋や平野橋、新明治橋などと共に交通ネットワークの一部を形成しています。これにより、広島市とその周辺地域の交通の要所として重要な役割を担っています。

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