新光戯院

新光戯院大劇場（英語名：Sunbeam Theatre）は、香港島北角の英皇道沿いに位置する、粤劇（広東オペラ）を定期的に上演する数少ない大型劇場の一つです。1972年に開業して以来、香港の演劇文化を支える重要な役割を果たしてきました。

施設

新光戯院大劇場は、「一院」と「二院」の二つの劇場から構成されています。

一院：1,033席を擁するメインの劇場です。粤劇のほか、舞台劇やコンサートなど、様々な演目が上演されます。また、映画の上映も可能です。幅広いジャンルのエンターテイメントに対応できる多目的ホールとしての機能を持っています。
二院：一院の上に位置し、340席を備えた比較的小規模な劇場です。主に練習場として使用されていますが、将来的には取り壊され、一院の拡張スペースとなる計画があります。

歴史

新光戯院大劇場の建つ場所は、かつて商務印書館の印刷工場でした。その跡地に、粤劇を上演するための劇場を建設する計画が持ち上がり、当時の最新設備を導入した1,709席の大劇場「新光戯院」として、1972年9月16日に開業しました。

開業当初から、粤劇専門の大型劇場として運営されていましたが、2012年には、当時の興行主が借地料の大幅な上昇に対応できず、一時閉鎖が決定しました。しかし、劇場の閉鎖を惜しむ関係者の尽力により、新たな興行主が現れ、4年間の営業継続が決まりました。その後、劇場名を「新光戯院大劇場」と改称し、設備を更新。粤劇だけでなく、様々な演劇を上演できる劇場へと生まれ変わりました。

現在も、粤劇を上演する数少ない大型劇場として、香港の文化を支え続けています。

交通アクセス

新光戯院大劇場は、公共交通機関でのアクセスも非常に便利です。

香港MTR

港島線、将軍澳線：北角駅B1出口から徒歩すぐ。

バス

香港島内路線：2、2A、8X、10、18、18P、19、23、27、38、41A、42、63、65、77、81、82、85、99、529
ランタオ島方面行き路線：A11、A12、R11
九龍半島方面行き路線：102、102P、106、110、112、116、118、601、606、619、671、680、680A、682、690、692、694、698R、811

緑ミニバス

香港島内路線：33、56、65、69
九龍半島方面行き路線：61



劇場周辺には、多くのバス路線やミニバス路線が乗り入れており、香港各地からのアクセスが容易です。

參考資料

* 新光戲院大劇場 ホームページ
新光戲院大劇場 ホームページ

新光戯院大劇場は、粤劇ファンだけでなく、多くの人々にとって、香港の文化に触れることができる貴重な場所です。その歴史と文化的な価値は、これからも長く受け継がれていくでしょう。

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