将軍澳線

香港MTR将軍澳線

将軍澳線は、香港鉄路有限公司（MTR）が運営する鉄道路線で、ラインカラーは紫です。新界の宝琳駅・康城駅から香港島中部の北角駅を結び、都市の発展と交通網の進化を象徴する路線です。

概要

将軍澳線は、九龍東側の湾を埋め立てて開発されたニュータウン地域を走ります。この地域には高層アパートが立ち並び、都市開発の進展が見られます。また、観塘線の一部区間の路線変更がこの路線の開通に伴って行われました。観塘線はもともと香港島北部の北角駅から海底トンネルを通って九龍中心部の油麻地駅までを結んでいましたが、将軍澳線の開通により、観塘線の運行区間が調整されました。

2009年には、将軍澳駅から将軍澳車両基地に隣接する康城駅を結ぶ支線が開通し、路線の拡張が図られました。

現在、北港島線計画の一環として、北角駅から香港島北岸を経由し、中西区の添馬まで延伸する計画が進められています。添馬では、同じく北港島線として延伸予定の東涌線と接続する予定で、香港の鉄道網がさらに強化される見込みです。

路線データ

複線区間: 全線
電化区間: 全線（直流 1,500 V 架線集電方式）
車両基地: 将軍澳車両基地
地上区間: 宝琳駅付近
走行方向: 左側通行

沿革

2001年9月27日: 鰂魚涌駅 - 北角駅間が観塘線として開通。
2002年8月4日: 油塘駅 - 鰂魚涌駅間が将軍澳線として開通。鰂魚涌駅 - 北角駅間も将軍澳線の路線となる。この際、観塘線の藍田駅 - 鰂魚涌駅間が廃止され、新たに藍田駅 - 油塘駅間が開通。
2002年8月18日: 宝琳駅 - 油塘駅間が将軍澳線として開通。観塘線と同時に油塘駅 - 調景嶺駅が開通。
2009年7月26日: 将軍澳駅 - 康城駅間の支線区間が開通。

使用車両

メトロキャメル電車およびRotem電車が使用されています。

駅一覧

本線

宝琳駅 (Po Lam)
坑口駅 (Hang Hau)
将軍澳駅 (Tseung Kwan O)
調景嶺駅 (Tiu Keng Leng)
油塘駅 (Yau Tong)
鰂魚涌駅 (Quarry Bay)
北角駅 (North Point)

支線

[将軍澳駅]
康城駅 (LOHAS Park)

関連項目

* 香港の鉄道

もう一度検索