新宮中央駅

新宮中央駅：福岡県新宮町の交通拠点

新宮中央駅は、福岡県糟屋郡新宮町に位置する九州旅客鉄道（JR九州）鹿児島本線沿線の駅です。2010年の開業以来、新宮町唯一のJR駅として、地域住民の生活を支える重要な交通拠点となっています。駅番号はJA07です。

駅の概要と歴史

2010年3月13日に開業した新宮中央駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を備えています。東口と西口の駅前広場があり、バリアフリー設備としてエレベーターやエスカレーターが設置されているなど、利用者の利便性を考慮した設計となっています。

駅舎のシンボルマークには新宮町章が採用されています。これは、かつて隣接する福工大前駅が「筑前新宮駅」と呼ばれていた際に使用されていたシンボルマークと同じです。福工大前駅は2008年3月まで「筑前新宮駅」という駅名でしたが、その後改称されました。

JR九州が駅業務を直営しており、みどりの窓口や自動改札機も設置されています。なお、JR九州の駅では通常、上り線側に駅事務室が設置され、のりば番号も上り線側から順に付番されますが、新宮中央駅と隣接するししぶ駅は下り線側に駅事務室が設置されているため、下り線側が1番のりばとなっています。

利用状況と周辺環境

駅周辺では宅地開発や商業施設の開業が進んでおり、開業以来、利用客数は増加の一途を辿っています。2021年度の1日平均乗車人員は4,576人で、開業前のJR九州による予測値（2,500人）を大きく上回っています。

新宮中央駅は新宮町の北西部に位置し、駅周辺では鹿児島本線と福岡県道539号小竹下府線が交差しています。西口からは国道495号へ、東口からは国道3号へアクセス可能です。商業施設は東口側に多く、西口側は住宅地や工場、オフィスなどが多く見られます。近年では、東口・西口両側に大規模マンションが建設され、人口増加にも貢献しています。

アクセスと周辺情報

駅東口にはバス停留所があり、新宮町コミュニティバスや西鉄バスが利用可能です。コミュニティバスは西鉄新宮駅、新宮町役場、福工大前駅、相島渡船場などを結んでいます。西鉄バスは天神方面への路線も運行しています。また、国道495号と国道3号沿いにもバス停留所があり、周辺地域へのアクセスにも便利です。

隣の駅

新宮中央駅に隣接する駅は、下り方面がししぶ駅、上り方面が福工大前駅です。快速・区間快速列車は新宮中央駅を通過します。普通列車のみ停車します。

まとめ

新宮中央駅は、近年著しい発展を遂げている新宮町における重要な交通拠点です。バリアフリー対応の設備や利便性の高い周辺環境、増加し続ける利用者数などから、今後も地域の活性化に大きく貢献していくことが期待されます。

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