新富士川橋

新富士川橋に関する詳細

新富士川橋（しんふじかわばし）は、静岡県の富士市と静岡市清水区（開通当時は庵原郡蒲原町）を結ぶ重要な国道1号の道路橋です。この橋は1971年4月26日に開通し、以来多くの交通を支えてきました。

基本情報

この橋は、富士川の最下流に位置し、左岸（東側）の富士市と右岸（西側）の静岡市清水区をつなぎます。橋の全長は1,553メートルで、車道幅は18メートルとなっており、4車線が確保されています。通行するための設計速度は、規制速度として60 km/hに設定されています。新富士川橋は、第3種の道路構造に分類され、交通の主要な幹線としての役割を果たしています。

歴史と変遷

新富士川橋は、開通当初は日本道路公団が管理する一般有料道路としてスタートしました。当初の供用区間は、富士市大字五貫島から蒲原町（当時）の大字蒲原までの2.2 kmでした。開通時は、対向2車線で暫定的に運用され、その後1975年に富士由比バイパス全線が開通したこともあり、全日有料道路としての運用に変わりました。

1981年には、交通量の増加に対応するため橋を4車線化。1992年には償還が完了し、橋は無償開放されました。この際、橋の管理は建設省（当時）に移管され、料金所の跡地は後に道の駅富士として整備されました。

利用状況

新富士川橋は多くの交通を支える重要な橋であり、利用状況も注目されています。1999年度のデータによれば、平日12時間の交通量は40,045台、24時間では60,357台に達していました。また、1997年度と比較すると、12時間の交通量は14%増加、24時間の交通量も17%の増となっています。これにより新富士川橋が地域の交通手段としてますます重要になっていることが分かります。

地理的な意味合い

新富士川橋は、富士川に架かる橋としては重要な役割を担い、上流には古くから存在する富士川橋もあり、地域内での交通の要所としての機能を果たしています。また、国道1号として富士市と蒲原町の市街地を迂回しながら人々や物資の移動を円滑にする役割を持っています。

新富士川橋は、地域経済や交通の発展に寄与している重要なインフラであり、多くの人々に利用され続けています。

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