新富駅 (桃園市)

新富駅（シンフーえき、拼音: Xīnfù）は、台湾桃園市楊梅区に位置する台湾鉄路管理局（台鉄）縦貫線の駅です。この駅は、もともと富岡車両基地の従業員通勤用駅として「富岡基地駅」の名称で利用されていましたが、後に現在の「新富駅」に改称され、台鉄の捷運化（都市鉄道化）プロジェクトの一環として旅客駅へと転換されました。

旅客駅化後の新富駅では、区間車が主に運行されており、運行間隔はラッシュ時には約10分ごと、それ以外の時間帯では20分から30分ごととなっています。桃園市内の駅の中では唯一の無人駅（招呼駅）であり、駅員が常駐していません。

歴史

新富駅の歴史は、2013年1月10日に富岡車両基地の稼働とともに、その従業員向けの通勤駅として供用されたことに始まります。当初は旅客駅としての機能は持っていませんでしたが、2016年内に旅客駅としての開業が予定されました。そして、2017年9月6日に正式に旅客駅として開業し、一般の利用者が利用できるようになりました。

駅構造

新富駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。駅の構造上の特徴として、下り南行きのホーム（1番線）側にのみ駅の出入口が設けられています。そのため、上り北行きのホーム（2番線）へは、一旦下りホームを経由し、地下道を通ってアクセスする必要があります。この地下道は、富岡車両基地への従業員専用の出入口としても機能しています。上りホームは幅が狭く、安全のため固定式のホーム柵が設置されています。無人駅であるため、駅の入口にはIC乗車カードの端末が設置されているのみで、改札や券売機はありません。

利用状況

新富駅は無人駅であるため、具体的な利用状況のデータは公開されていません。しかし、周辺地域住民や富岡車両基地の従業員にとって重要な交通拠点となっています。

駅周辺

新富駅の周辺には、いくつかの重要な施設や場所があります。

富岡車両基地: 駅のすぐそばにある大規模な車両基地です。
伯公岡公園: 現在、「富岡鉄道芸術園区」として整備が進められています。
新明街（市道109号）: 駅の近くを通る主要道路です。

バス路線

駅周辺の最寄りのバス停留所は「下埤」です。

桃園市市区公車: 新竹客運が運行する5624系統（中壢 - 湖口）が利用できます。

隣の駅

新富駅は、台鉄縦貫線北段に位置し、隣接する駅は以下の通りです。

富岡駅 - 新富駅 - 北湖駅

関連項目

台鉄捷運化: 台湾鉄路管理局が進める都市鉄道化プロジェクトです。

脚注

新富駅に関する詳細な情報は、以下の外部サイトで確認できます。

外部リンク

[台湾]]鉄路管理局: [台湾鉄路管理局の公式サイト
臺鐵 富岡車輛基地簡介臺鐵映音專區
富岡基地駅表記のプラットホーム（2014年）
駅名標が新富に変更後のプラットホーム（2016年）
* 客家新聞雜誌 第336集 火車來到伯公岡 客家電視台（繁体字中国語）

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