新日本航空

新日本航空株式会社

新日本航空株式会社（しんにほんこうくう、英: New Japan Aviation Co.,LTD.）は、鹿児島県の鹿児島空港を拠点とする航空会社です。定期航空路線事業、不定期航空路線事業、遊覧飛行、訓練飛行、航空写真撮影、宣伝飛行、航空機格納・整備など、幅広い事業を展開しています。日本航空 (JAL) とは資本関係はありません。

概要

新日本航空は、設立当初からパイロットの訓練養成に力を入れており、鹿児島空港や大利根飛行場、仙台空港などで訓練を行ってきました。2011年4月からは、全ての訓練を鹿児島空港に集約しています。

定期航空路線事業のほか、セスナ機による遊覧飛行や、九州・沖縄地域の空港へのチャーター運航も行っています。
2016年には、スカイマークのパイロット養成訓練を受託しました。

沿革

1965年：鹿児島飛行クラブが、旧鹿児島空港（鴨池）に設立。
1968年：新日本航空株式会社設立。
1969年：京葉航空株式会社設立（千葉県）。京葉航空が千葉県茂原市に社有飛行場を建設。
1978年：新日本航空が京葉航空を買収。京葉航空の本社を東京に移転し、主整備基地を松本空港に移設。
1984年：京葉航空と合併。本社を東京から鹿児島に移転。
1985年：鹿児島空港に格納庫を建設。主整備基地を松本空港から鹿児島空港に移設。
2002年：主整備基地を但馬飛行場に移転。関東運航所を但馬飛行場に移転。
2011年：但馬運航所を廃止し、新潟運航所を開設。
2014年：鹿児島-薩摩硫黄島線を開設。新潟-佐渡線を休止。
2016年：スカイマークのパイロット養成訓練を受託。
2021年：宮崎空港に格納庫及び専用エプロンを取得。
2022年：鹿児島-諏訪之瀬島線を開設。

不定期航空運送事業

新日本航空は、鹿児島空港を拠点に、以下の不定期航空路線を運航しています。

鹿児島空港 - 薩摩硫黄島（月、水曜各1往復）※2023年6月以降運休中
鹿児島空港 - 諏訪之瀬島（火、金曜各1往復）

全便がセスナ 172で運航されています。2014年8月13日に鹿児島空港 - 薩摩硫黄島飛行場へ週一往復を就航し、2015年4月13日からは週2往復に増便されました。2022年10月4日からは、諏訪之瀬島飛行場への就航も開始しています。

これらの路線は実質的な定期便ですが、新日本航空は特別便と呼称しています。島民は運賃の割引が適用されます。

搭乗予約は、搭乗日の1ヶ月前から前日の12時まで、電話、FAX、E-mailで受け付けており、支払いは搭乗日に現金で行います。

かつては、新潟空港も拠点としており、2011年7月29日より新潟 - 佐渡線を運航していました。しかし、2014年3月31日をもって同路線を無期限で運休し、同年4月15日には新潟運航所を閉鎖しました。

保有機材

セスナ 172 - 5機
セスナ 172S - 1機
ブリテン・ノーマン アイランダー - 1機

事故

2017年9月、同社のセスナ172Pが薩摩硫黄島飛行場に着陸した際、機体に損傷が生じました。乗員に怪我はありませんでした。

脚注

新日本航空公式サイト

[月刊エアライン 2011年9月号]

外部リンク

NJA 新日本航空 - 訓練・宣伝飛行/航空写真/遊覧飛行/チャーター便
* 新日本航空株式会社 - YouTubeチャンネル

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