新来島豊橋造船

株式会社新来島豊橋造船の概要

株式会社新来島豊橋造船（しんくるしまとよはしぞうせん、英: Shin Kurushima Toyohashi Shipbuilding Co.,LTD.）は、愛知県豊橋市に本社を構える革新的な造船会社です。当社は、一般社団法人日本造船工業会の正会員としても活躍しており、長い歴史と確かな技術力を誇ります。

会社の歴史

東京の金指造船所として1903年に設立された当社は、1908年に工場を静岡県静岡市に移転しました。1923年には日本国内で初めて鋼製の遠洋漁船を製造し、造船業界に大きな足跡を残しました。その後、1963年には鋼製漁船の建造量で日本一に輝きました。1974年には愛知県豊橋市に豊橋工場を新設し、事業の拡大を図りました。

しかし、1988年には経営上の課題から会社更生法の適用を申し請けました。この危機を経て、1999年には清水工場を子会社のカナサシ重工として分社化。2002年に全ての会社手続が終了した後、資本関係を解消し、独立した会社としての歩みをスタートしました。

2003年には「株式会社豊橋造船」と商号を変更し、さらに2009年に現在の社名に変更しました。この際、豊橋造船の時代に結んでいた新来島どっくとのアライアンス関係も活かし、グループの一員としてさらなる発展を目指しています。

主な製品

新来島豊橋造船は、特に自動車運搬船の製造において優れた実績を持っています。それでは、いくつかの具体的な建造実績を見ていきましょう。例えば、「さんふらわあ こがね」や「さんふらわあ にしき」などの船舶は、当社の技術が結実した結果です。

近年の発展

豊橋造船時代からの実績を踏まえ、2006年には800トンクレーンを増設し、2007年には組立工場を大幅に拡張しました。また、2008年には内業工場も拡大し、2018年には1200トンクレーンを新たに設置しました。これらの設備投資は、新しい技術を持った船舶の製造に向けた基盤を整え、さらなる成長を促進しました。

まとめ

株式会社新来島豊橋造船は、歴史を重ねる中で国内外における信頼を築き、現在も進化を続けています。自動車運搬船をはじめとする多様な船舶の製造を通して、未来の造船業界に貢献していくことを目指しています。

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