新栄町駅 (福岡県)

新栄町駅について

新栄町駅（しんさかえまちえき）は、福岡県大牟田市新栄町に所在する西日本鉄道（西鉄）天神大牟田線の駅です。駅番号はT49で、すべての列車が停車します。

駅の歴史

この駅は、かつて大牟田市の中心に位置していた栄町駅として開業しましたが、特急停車駅でありながらプラットフォームの長さが不十分だったため、大牟田市の再開発計画と関連して新たに移設されました。新栄町駅は260メートル福岡寄りに建設され、有効長160メートルの島式ホームと名店街やバスターミナルを備えた3階建ての総合ターミナルを持つ、現代的な駅として再開業されました。

年表

• - 1938年10月1日: 栄町駅として開業。
• - 1939年7月1日: 栄町 - 大牟田間が開通し、中間駅となる。同時に九鉄栄町駅に改称。
• - 1942年9月22日: 西鉄栄町駅に改称。
• - 1961年4月1日: 西鉄銀水 - 西鉄栄町間が複線化。
• - 1970年4月28日: 現在の位置に移転し、新栄町駅として再開業。
• - 1987年: 自動改札機が設置され、利用客の利便性が向上。
• - 2017年2月1日: 駅ナンバリングを導入。
• - 2024年9月10日: クレジットカードなどのタッチ決済に関する実証実験を開始予定です。

駅構造

新栄町駅は地上駅で、島式ホームを1面2線持っています。駅舎は2階建てで改札口や駅長室は2階に位置しています。形状は橋上駅に類似していますが、線路を挟んだ反対側に位置するゆめタウン大牟田や国道208号方面に向かう際には、一度駅舎から出なければなりません。開業当初は西鉄名店街（後のエマックス大牟田）を併設していたものの、2004年に閉店し跡地は駐車場となっています。

利用状況

2022年度のデータによると、1日平均乗降人員は3,365人でした。これは西鉄特急の停車駅としては大善寺駅に次ぐ少なさです。

駅周辺の環境

新栄町駅は大牟田市の北部に位置し、国道208号が駅の東側に存在しています。また、近くにはJR鹿児島本線の線路がありますが、駅そのものは設置されていません。

周辺地域にはかつて三井化学工業の工場があったものの、再開発に伴って新栄町商店街が形成され、多くの商業施設やマンションが立地するようになりました。また、大型店舗の閉店が相次ぎ、商店街は空洞化していきました。

交通アクセス

駅構内には新栄町バス停留所があり、近隣の旭町バス停留所も利用可能です。これらのバス停には、西鉄バスの路線が運行されています。特に新栄町バス停は駅の南西側に位置し、旭町バス停は国道208号上にあります。

隣接駅

• - 西日本鉄道 : 天神大牟田線

- 特急・急行 : 西鉄柳川駅（T39） - 新栄町駅（T49） - 大牟田駅（T50）
- 普通 : 西鉄銀水駅（T48） - 新栄町駅（T49） - 大牟田駅（T50）

新栄町駅は、その利便性や周辺の商業施設から多くの利用客によって支えられています。今後の発展も期待される地域のひとつです。

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