新潟県道542号上越糸魚川自転車道線

新潟県道542号上越糸魚川自転車道線、通称「久比岐自転車道」は、新潟県上越市から糸魚川市に至る、自転車および歩行者専用道路として整備された一般県道です。

概要

この昭和43年'>[自転車道]]のほぼ全線は、1968年]から[1969年]にかけて、旧国鉄えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン'>[北陸本線]を複線電化した際に廃止された谷浜駅 - 浦本駅間の旧線路を転用したものです。国道8号の郷津交差点付近を起点とし、海岸線と国道8号にほぼ沿って走っています。鉄道の線路跡を利用しているため、比較的起伏が少なく、日本海や佐渡島、能登半島を望むことができる風光明媚なコースとして知られています。

総距離は約33km。コースの1割弱はトンネル区間となっており、大小合わせて8箇所のトンネルが存在します。これらのトンネルの中には、北陸本線開通当時のものがそのまま利用されている箇所もあります。トンネルの一部にはレンガが使用されていますが、これらは鉄道建設が進められていた明治時代末期から大正時代初期に作られたもので、地元産または能登半島方面で作られたものと考えられています。

近年では、2018年に誘導表示として一部区間にブルーラインが設けられるなど、走行環境の改善に向けた取り組みも行われています。また、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインではサイクルトレインが運行されるなど、イベントも実施されています。さらに、後述する道の駅では、冬期間を除きレンタサイクルの貸し出しも行われています。

路線データ

陸上距離: 33km
起点: 上越市大字虫生岩戸字踊浜
終点: 糸魚川市押上

路線状況

別名・通称: 久比岐自転車歩行者道（久比岐自転車道）

道路施設

トンネル

長浜トンネル（上越市）
青木坂トンネル（上越市）
乳母岳トンネル（上越市）
大抜トンネル（上越市名立区）
百川トンネル（糸魚川市）
小泊トンネル（糸魚川市）
白山トンネル（糸魚川市）

道の駅

道の駅能生: 国道8号を橋でまたぐ形で接続されています。風力発電用の風車や、「海の資料館 越山丸」（新潟県立海洋高等学校(旧能生水産高等学校)で1995年まで使われていた実習船を利用したもの）が遠くからの目印となります。

通過する自治体

新潟県
上越市 - 糸魚川市

久比岐自転車道は、歴史的な鉄道遺産を活かし、美しい海岸線を満喫できる魅力的なサイクリングコースです。サイクリング愛好家はもちろん、一般の観光客にもおすすめできるスポットです。

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