新潟車両センター

新潟車両センターについて

新潟車両センター（にいがたしゃりょうセンター）は、新潟県新潟市東区石山に位置し、東日本旅客鉄道（JR東日本）に属する車両基地です。新潟支社の管轄の下、信越本線越後石山駅から新潟駅間にあり、周囲は信越本線や貨物支線、白新線に囲まれた場所にあります。この基地では、新潟駅方面からの入区と出区を行っており、特に入区線は新発田駅方面の上り線から上沼垂信号場を経由して接続されています。

センターの歴史

新潟車両センターの歴史は、1897年の北越鉄道沼垂 - 一ノ木戸間の開業にまで遡ります。その際、沼垂機関庫が設立されました。1904年には、新潟機関庫に改称され、1907年の国有化を経て1913年に新津機関庫の診療所として再編されました。1945年には新潟機関区に昇格し、1963年には新潟運転所が設立。それに伴い、動力車とその乗務員の管理体制が見直されました。1987年には、国鉄分割民営化の結果、JR東日本に移管され、2004年に上沼垂運転区から新潟車両センターに改名されました。

現在の配置車両

2023年9月1日現在の配置車両を見ていきましょう。電車の中では、特にE653系とE129系が注目されます。E653系は65両から成り、特急「いなほ」や特急「しらゆき」などで幅広く運用されています。E129系は176両が配置されており、2両編成と4両編成が存在し、このシリーズの多くの車両が新潟市内で地元需要に応じた運行を行っています。

気動車ではHB-E300系が配置されており、主に臨時快速「海里」の運行に従事しています。機関車にはEF64形とEF81形が存在し、配給列車や冬季の霜取り列車など、多様な役割を担っています。また、12系客車も配置され、磐越西線の快速「SLばんえつ物語」用に使われています。

車両検査と改造

新潟車両センターでは、車両の検査や改造も行われます。特に、119系やE129系などの直流電車は、長野総合車両センターでの検査を経て安全性を確保しています。このような整備体制によって、信濃路を走る各列車の運行安全が守られています。

展望

新潟車両センターは、歴史ある車両基地として地域の交通の要として機能しています。今後も新潟の交通ネットワークの拡充や需要の変化に応じて、様々な取り組みが期待されます。地域の発展に寄与するこのセンターは、今後の鉄道運行においても重要な役割を果たすことでしょう。

もう一度検索