新田玄気

新田 玄気（にった げんき）

新田玄気は1982年8月22日生まれの元プロ野球選手で、香川県高松市に生まれました。ポジションは捕手であり、彼の野球キャリアは多くの人に知られています。

来歴・人物

プロ入り前

新田は小学校3年生の時にソフトボールを始めましたが、その後、屋島中学校で軟式野球に転向しました。高松商業高校では捕手と投手を兼任し、3年時には主将としてチームを引っ張りました。彼は夏の全国高等学校野球選手権香川大会でベスト8まで進出しました。中央大学に進学後は、初めのうちは指名打者や外野手としてプレイしましたが、4年次には捕手として連続してベストナインに選ばれました。大学での成績は通算80試合出場、打率.266、3本塁打、32打点というもので、共にプレイした亀井義行も同大学のチームメイトでした。

社会人野球

大学卒業後、新田は2005年に松下電器（現パナソニック）に入社しました。当初は外野手でしたが、すぐに正捕手に定着し、同年の社会人野球日本選手権大会決勝では、延長11回にサヨナラ打を記録しました。この活躍により、2008年には社会人ベストナインに選ばれました。

プロ入り後

2008年のNPBドラフトで東京ヤクルトスワローズに5巡目で指名され、契約金3,000万円、年俸1,000万円で入団しました。 2009年にはイースタン・リーグで38試合に出場し、打率を.241とし、5本塁打を記録しました。同年のフレッシュオールスターゲームにも出場しましたが、一軍への出場はありませんでした。

2010年には対横浜ベイスターズ戦で一軍デビューを果たし、一軍初安打を左翼への二塁打で記録しました。この年、彼は6試合に出場し、打率.333でシーズンを終えました。

2011年は出場機会が限られ、打率は.183でしたが、2012年には一軍8試合に出場し、初打点を記録しました。2013年には14試合に出場し、初本塁打も記録するなどキャリアの中で最も多く試合に出た年となりました。

2014年にはイースタン・リーグで49試合に出場しながら本塁打はなかったものの、打率.352を記録しました。しかし、球団から戦力外通告を受け、秋季キャンプから打撃投手へと転身しました。

2015年以降もブルペン捕手や打撃投手を務めましたが、2017年に育成選手として現役に復帰しました。この年は背番号104を引き続き使用し、イースタン・リーグで3試合出場しましたが、再び戦力外通告を受け、その後ブルペン捕手に戻ることとなりました。

結果と記録

新田のプロ野球でのキャリアには多くの試合での出場と記録があります。彼は初出場を2010年に果たし、初打席と初安打も同年の対横浜ベイスターズ戦で達成しました。プロ野球選手としての道を歩み続け、彼の名は今なお多くの人々に記憶されています。

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