新美二郎

新美 二郎（にいみ じろう）の生涯

新美二郎は1890年1月2日に愛知県に誕生し、1966年1月21日に逝去した大日本帝国陸軍の軍人である。彼の最終的な軍階級は陸軍少将であり、功四級の勲章を受章している。

軍人としてのキャリア

新美は1911年、陸軍士官学校の第23期生として卒業し、陸軍歩兵少尉に任官された。その後、彼は長い軍歴を重ね、1938年には陸軍歩兵大佐に昇進し、歩兵第163連隊の指揮官を任される。彼の部隊は北支那方面軍に所属し、歩兵第133旅団に配属された。この時期、彼は支那事変に出征し、京漢線沿線の警備任務に従事。これに加え、冀西や晋察冀地方での多くの作戦にも参加した。

1941年10月、新美は奈良連隊区司令官に就任した。その後、大東亜戦争の始まりと同時に、彼は1943年1月に第8独立守備隊の指揮を執ることになった。関東軍の第3軍に属し、1943年3月には陸軍少将に昇進する。

新美は1944年12月に関東軍兵事部長に転補され、戦争の終結を新京で迎えることになる。このように、彼の軍歴は多岐にわたり、様々な位置での指揮を経験した。

戦後の課題

戦後、新美は1948年に公職追放の仮指定を受けることとなった。これにより、彼は軍人としての職業生活を終えることとなる。

彼の人生は、時代の激動に翻弄されながらも、陸軍の指導者としての重責を果たしたものであった。新美のキャリアは、戦争の厳しさやその後の社会の変化に影響されており、彼が生きた時代とその功績は現在まで語り継がれている。

参考文献

彼の生涯や業績についての詳細な情報は、福川秀樹の『日本陸軍将官辞典』や、外山操編の『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』などで確認できる。これらの文献は、新美二郎の軍人としての役割や彼が影響を与えた歴史的な背景を理解するために役立つ。

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