新茂原駅

新茂原駅

新茂原駅（しんもばらえき）は、千葉県茂原市長尾に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）外房線の駅です。この駅は、1955年に国鉄の駅として開業し、当初は旅客営業のみを行っていました。

歴史

新茂原駅は、開業以来、地域の交通を支える重要な役割を担ってきました。以下に、その歴史を詳細に記します。

1955年9月15日: 国鉄の駅として開業。旅客営業を開始。
1963年2月1日: 行き違い設備の設置により、列車の運行効率が向上。
1981年1[[2月1日]]: 貨物取扱を開始。同時に、茂原駅を起点としていた三井東圧化学千葉工業所（現在の三井化学市原工場茂原分工場）への専用線が当駅を起点に変更。
1987年4月1日: 国鉄分割民営化に伴い、JR東日本と日本貨物鉄道（JR貨物）の駅となる。
1994年10月1日: 専用線発着のコンテナ貨物取扱を開始。
1996年3月16日: 貨物列車の設定及び専用線発着コンテナ貨物・専用線発着車扱貨物取扱を廃止。同時に三井東圧化学専用線も廃止。
1999年4月1日: JR貨物の駅（臨時車扱貨物取扱）が廃止。
2001年11月18日: ICカード「Suica」の利用が可能となる。
2010年12月4日: データイムのみ、京葉線直通の快速列車が停車開始。

駅構造

新茂原駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。ホームは嵩上げされておらず、駅舎とホームは跨線橋で連絡しています。駅の管理は茂原統括センター（茂原駅）が行い、業務はJR東日本ステーションサービスに委託されています。駅には自動券売機と簡易Suica改札機が設置されていますが、みどりの窓口や自動改札機は設置されていません。また、2010年2月10日より、外房線PRC型自動放送が導入されました。

ホームは10両編成までの列車に対応しています。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は1,235人です。JR東日本および千葉県統計年鑑によると、1990年度以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。

新茂原駅は、かつて貨物輸送で重要な役割を果たしていましたが、現在は地域住民の足として利用されています。

1985年時の常備貨車

1985年当時、新茂原駅には以下の私有貨車が常備されていました。

三井東圧化学所有
タキ5200形（メタノール専用）：3両
タム3050形（ホルマリン専用）：2両
タキ8000形（ホルマリン専用）：1両
タキ24400形（アクリルアマイド液専用）：5両
タサ4100形（液化アンモニア専用）：5両

駅周辺

駅の周辺には阿久川（一宮川支流）が流れ、その先には工場が広がっています。かつてこの地には旧日本軍の茂原海軍航空基地があり、掩体壕が多く見られましたが、現在では解体が進んでいます。

バス路線

新茂原駅前からは、茂原市民バスの東部（東郷）コースが茂原駅東口へ運行しています。また、新茂原駅入口からは、小湊鉄道のバスが大網駅や茂原駅南口方面へ運行しています。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■外房線
■快速（総武線経由）：通過
■快速（京葉線経由）・■普通（各駅停車）：本納駅 - 新茂原駅 - 茂原駅

外部リンク

* 駅の情報（新茂原駅）：JR東日本

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