新門司インターチェンジ

新門司インターチェンジ：九州の陸と海を結ぶ要衝

新門司インターチェンジは、福岡県北九州市門司区に位置し、九州自動車道に接続するハーフインターチェンジです。福岡インターチェンジ方面への出入口のみを備えているものの、その重要性は非常に高いと言えます。なぜなら、このインターチェンジは北九州港新門司地区、つまり複数のフェリー会社が乗り入れるフェリーターミナルに近接しているため、九州の陸上交通と海上交通をシームレスに繋ぐ役割を担っているからです。

地理的特性とアクセス

新門司インターチェンジは、福岡県道71号新門司港大里線に面しています。この県道を門司駅方面へ進むと、北九州高速4号線の大里インターチェンジに到達します。そのため、このインターチェンジは、高速道路網だけでなく、一般道路網ともスムーズに接続されています。地理的な位置づけから、多くのドライバーにとって、利便性の高いインターチェンジと言えます。

歴史と規模

新門司インターチェンジは1993年（平成5年）3月31日に開通しました。以前から存在した畑バスストップの位置を転用する形で建設され、バスストップは門司寄りへと移設されています。

料金所の規模は、入口が2ブース（ETC専用1、一般1）、出口が3ブース（ETC専用1、一般2）で、合計5ブースとなっています。この規模は、交通量を考慮した設計であり、スムーズな料金収受に貢献しています。

周辺環境とフェリーターミナル

新門司インターチェンジの最大の特徴は、北九州港新門司地区フェリーターミナルへの近接性です。阪九フェリー、名門大洋フェリー、オーシャン東九フェリー、東京九州フェリーなど、複数のフェリー会社がターミナルに発着しています。そのため、このインターチェンジは、これらのフェリーを利用する多くの乗客や車両にとって、重要なアクセス拠点となっています。陸路と海路の接続点として、九州経済の活性化に大きく貢献していると言えるでしょう。

九州自動車道における位置づけ

九州自動車道において、新門司インターチェンジは門司インターチェンジと小倉東インターチェンジの間に位置し、(1)門司IC - (1-1)新門司IC - 吉志PA - (2)小倉東ICという順序で配置されています。この区間は、北九州市街地へのアクセスを担う重要な区間であり、新門司インターチェンジはその中核を担っています。

まとめ

新門司インターチェンジは、ハーフインターチェンジという形態ながら、北九州港新門司地区フェリーターミナルへのアクセス性を活かし、九州の陸上交通と海上交通を繋ぐ重要な役割を担っています。周辺環境、歴史、そして九州自動車道における位置づけを踏まえると、このインターチェンジは、単なる道路施設ではなく、地域経済や交通インフラを支える重要な拠点であると言えるでしょう。今後ますますの発展と、交通量の増加が見込まれます。

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