新鹿駅

新鹿駅（あたしかえき）

新鹿駅は、三重県熊野市新鹿町にある、東海旅客鉄道（JR東海）紀勢本線の駅です。新鹿湾のほとりに位置し、静かな集落の中に佇んでいます。

歴史

1956年（昭和31年）4月1日：国鉄紀勢西線（現・紀勢本線）の終着駅として開業。
1959年（昭和34年）7月15日：三木里駅 - 当駅間が延伸開業。同時に線路名称が改定され、紀勢西線が紀勢本線に編入、同線の駅となる。
1978年（昭和53年）4月1日：貨物取扱を廃止。
1983年（昭和58年）12月21日：荷物扱いを廃止、無人駅化。ただし、1992年頃までは管理駅から職員が派遣され、乗車券販売が行われていました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となる。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。ホームと駅舎は構内踏切で連絡しています。駅舎は開業当初から使用されており、近隣の駅と意匠がよく似ています。これは、これらの駅が開業した時期がほぼ同時期であるためです。

熊野市駅が管理する無人駅で、駅舎内の窓口は閉鎖されています。しかし、近年では熊野大花火大会開催日（例年8月17日）に限り駅員が派遣され、窓口で乗車券が発売されます。

2022年5月までは、2番線を本線とした1線スルー構造でしたが、現在は変更されています。

のりば

利用状況

「三重県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。

(具体的な乗車人員の推移データは省略)

駅周辺

駅は新鹿湾の畔に開けた新鹿集落内に位置しています。駅周辺は比較的自然が豊かです。

特急列車臨時停車について

かつては、夏季（主に7月20日頃 - 8月20日頃）に新鹿海水浴場への海水浴客を見込んで、特急『南紀』（前身の急行『紀州』を含む）が当駅に臨時停車していました。

1973年頃から、昼間の一部急行『紀州』が臨時停車。
1982年頃から、昼間の一部特急『南紀』が臨時停車。
1987年等は、早朝・夜間も含めた全特急『南紀』が臨時停車したこともありましたが、1990年代は昼間の一部のみが臨時停車するパターンに戻り、定着。
2000年代以降は、停車期間や曜日が縮小（主に7月下旬 - 8月上旬の金・土祝日のみ）。
2010年8月の時刻表によると、昼間定期列車と臨時列車が1往復ずつ、7月下旬 - 8月上旬の金・土祝日に臨時停車していました。
2014年夏の時刻表によると、当駅への臨時停車は設定されませんでした。

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

■紀勢本線

二木島駅 - 新鹿駅 - 波田須駅

脚注

注釈

(注釈の内容は省略)

出典

(出典元の情報は省略)

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

* 国土地理院地図閲覧サービス - 新鹿駅周辺の1/25000地形図

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