波田須駅

波田須駅（はだすえき）

波田須駅は、三重県熊野市波田須町に位置する、JR東海紀勢本線の駅です。普通列車のみが停車し、熊野大花火大会などの際に運行される臨時列車は一部通過します。

歴史

1961年12月、紀勢本線の新鹿駅 - 大泊駅間に新設されました。国鉄分割民営化に伴い、JR東海へ移管され、現在に至ります。

1961年（昭和36年）12月11日：国鉄紀勢本線 新鹿駅 - 大泊駅間に新設。旅客のみを取り扱う無人駅として開業。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR東海の駅となる。
2011年（平成23年）12月11日：「波田須駅開業50周年号」が多気駅 - 熊野市駅間で運行。
2016年（平成28年）：旧待合室が解体され、新しい待合室が建て替えられる。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅で、交換設備はありません。熊野市駅が管理する無人駅で、駅舎はなく、ホーム東側に出入口と待合所が併設されています。駅の西側には大吹トンネル、東側には甫本トンネルがあり、両側をトンネルに挟まれた場所に位置しています。また、駅には古びたトイレが設置されています。

利用状況

三重県統計書によると、近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。
（具体的な乗車人員のデータは省略）

駅周辺

波田須集落の南側に位置し、国道311号からは細く曲がりくねった坂道を下る必要があります。駅前には公衆電話と郵便ポストがあるのみで、駅前広場はありません。携帯電話は通じますが、電波は微弱です。ホームからは棚田や熊野灘が見渡せます。

秘境駅として知られる: 牛山隆信氏の「秘境駅ランク」では総合評価19とされています。
鉄道撮影の名所: 東へ坂道を登ると、太平洋を背景に線路を見下ろせるポイントがあります。

主要スポット

徐福ノ宮（徐福神社）: 徐福伝説に因んで祀られています。駅から徒歩約10分。御神宝はすり鉢と半両銭。
波田須児童館
波田須神社
熊野市立波田須小学校: 2005年度以降は休校。
カイタロー鼻
国道311号
熊野市自主運行バス「波田須小学校前」停留所

隣の駅

JR東海 紀勢本線

新鹿駅 - 波田須駅 - 大泊駅

関連項目

日本の鉄道駅一覧
凪のあすから: 作中に波田須駅を模した駅が登場。

波田須駅は、その立地や周辺環境から、秘境駅として知られています。鉄道ファンだけでなく、自然や歴史に興味のある方にもおすすめのスポットです。また、アニメ「凪のあすから」の聖地としても注目されています。

もう一度検索