日和佐駅

日和佐駅

日和佐駅（ひわさえき）は、徳島県海部郡美波町奥河内にある四国旅客鉄道（JR四国）牟岐線の駅です。駅番号はM21で、すべての列車が停車する特急「むろと」もこの駅に停まります。また、駅は道の駅日和佐と併設されており、旅行者や地域住民にとって便利な交通拠点となっています。これは四国では3番目、全国では11番目の試みであり、鉄道駅と道の駅の機能が組み合わされている点が特徴です。県道55号線沿いに位置していて、訪れる人々にとってアクセスが非常に良好です。

駅の歴史

日和佐駅は1939年12月14日に開業しました。1950年には、昭和天皇のお召し列車が当駅に発着し、この歴史的な出来事は駅の重要性を象徴しています。1972年には貨物取扱が廃止され、その後1984年には荷物扱いも廃止され、1987年には国鉄の分割民営化に伴いJR四国の一部となりました。1991年には土休日の駅員配置の取り止めが決定され、1992年には駅構内に直営のベーカリー「ウィリーウィンキー」がオープンしました。

その後、2005年4月17日に道の駅が開業し、乗車券類の販売は道の駅内で委託されました。また、駅が無人化され、西口が新設されるなどの変化もありました。2009年には駅舎内に観光案内所が設置され、2019年には自動券売機が撤去されるなど、利用状況に応じた運営がなされています。

最近では、2022年4月1日に徳島バスとの共同経営が開始され、従来の運賃が共通化されるなど、より便利なサービスが提供されるようになりました。2023年には新たにバス停が設置され、交通の利便性が一層高まっています。

駅の構造

日和佐駅は地上駅で、相対式ホームが2面2線の配置になっています。かつては3つ目のホームも存在しましたが、現在は使用されていません。駅舎は無人でありながらも、道の駅日和佐内に位置する物産館で乗車券を販売しているため、利用者にとって便利です。また、駅舎には簡易的な委託業務が行われています。

ホーム間の移動は跨線橋の自由通路を利用することでスムーズに行なえます。

接続交通機関

日和佐駅では徳島バスが利用されており、一般路線と昼行の高速バスが運行しています。特に、室戸・生見・阿南大阪線が西出口側の道の駅日和佐そばに停車しており、阿南駅などさまざまな場所へのアクセスが可能です。これにより、日和佐周辺の観光地へのアクセスが向上しています。

周辺情報を強化するため、ホーム上にはかつて放送されたNHKの連続テレビ小説『ウェルかめ』に関する標柱も設置されています。

まとめ

日和佐駅は、その便利な立地と多様な接続交通機関を持つことで、地域住民や観光客にとって欠かせない交通の要所となっています。今後も地域の発展に寄与し続けることが期待されています。

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