日本とバルバドスの関係

日本とバルバドスの関係

日本とバルバドスは、地理的には遠く離れていますが、友好的な関係を築いています。両国間の交流は、1966年11月30日のバルバドス独立と同時に日本が国家承認したことに始まり、翌1967年9月27日には外交関係が開設されました。

歴史

当初、日本はベネズエラにある大使館がバルバドスを兼轄していましたが、1980年2月からはトリニダード・トバゴにある大使館が兼轄するようになりました。2016年1月には、ブリッジタウンに日本大使館が開設され、常駐の日本大使が着任しました。一方、バルバドスは日本に大使館を設置していません。

外交

日本は東アジア、バルバドスはカリブ海地域に位置し、地理的な接点は少ないですが、民主主義、自由主義、資本主義、法の支配、人権尊重といった共通の価値観を共有する友好国です。バルバドスはカリブ海地域では比較的所得が高く、先進国に近い国とされています。

日本要人のバルバドス訪問

2008年6月には、木村仁外務副大臣が初めてバルバドスを訪問しました。その後も、2017年5月には武井俊輔外務大臣政務官、2018年5月には佐藤正久外務副大臣、同年12月には城内実環境副大臣が訪問し、バルバドスの要人と会談を行っています。

バルバドス要人の訪日

近年では、2010年にマクシーン・マクレーン外相が訪日し、岡田克也外務大臣と会談しました。2019年には、サンドラ・メイソン総督（後に初代大統領）が即位礼正殿の儀に参列しています。

経済関係

2020年の貿易額は、日本の大幅な黒字です。バルバドスからはラム酒などのアルコール飲料が主に輸出され、日本からは船舶、自動車などの輸送用機械が主に輸入されています。バルバドスは経済的に安定しているため、日本からの支援は多くありませんが、防災分野での協力が行われています。2016年には、防災機器の提供に関する書簡が交換されました。

文化交流

日本文化はバルバドスで一定の人気があり、日本カレンダー展や和太鼓演奏会が開催されています。日本では、バルバドスはあまり知られていませんが、バルバドス料理が提供されるイベントが開催されています。2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、山形県南陽市がバルバドス選手団のホストタウンとなり、交流が行われました。

外交使節

日本はバルバドスに大使館を設置していますが、バルバドスは日本に大使館を設置していません。

まとめ

日本とバルバドスは、地理的には遠く離れていますが、政治、経済、文化の面で交流を深めています。両国は共通の価値観を共有し、今後も良好な関係を継続していくことが期待されます。

もう一度検索